老後の生活費を心配しているシリーズです。
定年後の生活費の中で
大きな割合を占めるであろう
医療費と介護費用について
調べてみました。
AllAboutのHPより
小川千尋先生の記事を参考にしながら
厚生労働省や内閣府から
グラフなどをお借りしました。
生涯医療費は2600万円!70歳以上に集中! [定年・退職のお金] All About
1人550万円も?介護費用はバカにできない! [定年・退職のお金] All About
医療費の心配
定年後は医療費が増える?
歳を重ねたら、病院にお世話になる
回数が増えるイメージがあります。
やはり、40代50代と比べると
毎月の医療費は高くなるのでしょうね。
また、入院などをして
突然の大きな出費が掛かる場合があります。
年齢別の年間医療費
厚生労働省からお借りした
年齢別の年間医療費のグラフを見ますと
50代前半の年間医療費は 21万9千円。
60代前半は 36万円。
70代前半は 61万9千円。
100歳を超えると 117万1千円。
★窓口で支払う額は、この1割~3割です。
やはり年齢とともに
医療費がぐんぐん上がっていきますね。
(´・ω・`)
70歳頃から増えてくる医療費
年代別に見ると
若い頃は、そんなに医療費はかかりませんが
70歳頃からジワジワと増えてきます。
現在、老齢者の医療費の自己負担は
1割、または2割ですが
国の財政も厳しいので
将来、自己負担の割合が変更される事も
想定しておいた方がいいと思います。
医療費が家計を困窮させる?
将来、医療費の自己負担割合が増えたとしたら
70歳以降の家計は、医療費にかなり圧迫されそうです。
健康維持に努めていても
思いがけない病気や怪我をする場合があります。
医療保険へ加入しておくのは大事かもしれませんね。
高額療養費制度
多額の医療費が掛った時は
所得に応じて、健康保険組合から返金があります。
【高額療養費制度】というシステムです。
所得ごとに、ひと月の限度額が決まっていて
病院の窓口で支払う医療費のうち
限度額を超えた分の金額が戻ってくるのです。
*入院時の個室料金などは含まれません。
費用が高額になりそうな入院や手術が
事前にわかっている場合は
予め申請しておくことで、
病院の窓口で支払う金額を少なく出来ます。
(その場合は後の返金はありません)
ですから、医療保険に加入する時は
そんなに高額の商品ではなくても大丈夫。
ほどほどで良いと思いますよ。
生涯にかかる医療費は2600万円
次のグラフは
厚生労働省の調べを基にして、
生命保険文化センターが推計した資料です。
このグラフによると
生涯にかかる医療費の平均は
2600万円なんだそうです。
(平成26年度のデータ)
★窓口で支払う額は、この1割~3割です。
70歳以降の医療費の目安は?
70歳の位置にある矢印は
産まれてから70歳までに掛かる医療費と
70歳以降に掛かる医療費がだいたい同じ。
という意味だそうです。
ということは
70歳以降の医療費は
生涯医療費 2600万円の半分の1300万円です。
そして、自己負担額は
その1割か2割。
ここでは、とりあえず
1割の 130万円という事にして
70歳以降の医療費は
夫婦で 260万円 が目安。
にしようと思います。
【グラフの補足説明】
生涯医療費のグラフで
85歳以降、ググっと数値が減っているのは
年代別の人口を加味した数値だからです。
上の方に記した
ひとり当たりの年間医療費では
100歳を超えると、約117万円でしたが
100歳まで長生きする人の割合は少ないので
皆が皆、100歳以上の時の医療費の事を
そんなに心配することはないよ。
というグラフです。
個人差が大きい
このグラフの数字も、みんなの平均です。
年を重ねた時の健康状態は
結構、個人差が大きいです。
生涯、病院に殆ど行かないまま亡くなる人もいれば
長期入院する人もいます。
自分が将来どっちになるかなんて
誰にもわかりません。
だからこそ、備えが必要なのかな。
介護費用の心配
80歳を超えたら3割の方が要介護状態
歳を重ねても元気に過ごせるのが一番です。
でも介護が必要な状態になってしまう
可能性も大きいです。
80歳を超えたら約3割の方が
要介護認定されているそうです。
介護保険が利用できる
★65歳以上で要介護認定を受けると
1割の自己負担で介護サービスが受けられます。
(所得が多い方は2割負担)
(公的介護保険の適用されたサービスのみ)
★介護が必要になった時に
家をバリアフリーにリフォームしたり
介護用品を購入したりする時も
介護保険からお金が出るそうです。
介護の自己負担額はどれ位かかる?
調査によると、
家のリフォームや介護用品の購入時に
介護保険を利用した場合の
自己負担額の平均は80万円です。
毎月掛かる介護サービスの
自己負担額の平均は7.9万円だそうです。
介護費用の目安はひとり550万円
介護に掛かる平均期間は59か月。
これを合わせると、
介護費用の自己負担額の目安は
ひとり当たり約550万円。
夫婦では1100万円?
リフォームは2回しないから
夫婦で1千万円強、かしら。
施設に入居する場合は
もっと掛かるんでしょうね。
それは、そのうち調べようと思います。
おわりに
前回の、毎月の生活費の赤字に加えて
医療費、介護費用と
たくさんお金がかかりますね。
いったい、老後の為には
いくら貯金したらいいのよ?
&貯金の他に何か対策はないの?
と、嘆きたい気分なので
次は貯金額の目安と、何か対策
を調べようと思います。
次↓