久々に
ひとり暮らしの母を心配するシリーズです。
母は相変わらず元気で
毎日忙しく過ごしていますが
自宅に、高齢者見守り用の
【緊急通報装置】を
設置することになりました。
母が自分でいろいろ検討して決断。
手配した後で報告を貰いました。
(^_^;)
高齢者見守りサービス
ひとり暮らしの高齢者の見守り・
安否確認をするサービスって
結構たくさんあるんですね。
ざっくりした分類と
サービスの内容を書き出します。
便宜上、サービスの説明の中で
見守る高齢者:母
連絡を受ける家族:私
と表記させて頂きますね。
監視型の見守り
監視というとネガティブな印象を受けますが
まあ【見守り】ですよね。
専用の機器を母の部屋に設置して
センサー感知などで見守ります。
普段の生活の見守り+
非常ボタンを併設してる場合が多いようです。
初期費用:機器の費用
利用料:安価な傾向
母の生活パターンに合った
サービスを選ぶことが大切。
湯沸かしポット
高齢者見守りサービスの先駆者かな?
高齢者が、1日に何度もお茶を飲むことに注目して
開発された見守りシステム。
電気ポットの利用状況をメールで知らせてくれます。
人感センサー
母の家に人感センサーを設置して
母の状況を見守ります。
私にメールで知らせてくれたり
私がPCやスマホで直接確認したり。
ガスの使用量で見守り
母が1日中ガスを使わなかった日があったら
私に連絡してくれます。
宅配サービス型の見守り
品物や食事の宅配時に
配達員が直接会って母の状況を確認。
緊急時に対応してくれるかどうか
確認が必要です。
初期費用:安価な傾向
利用料:会社によって差
自動電話・自動メール型の見守り
毎日決まった時間に電話やメールが来るので
(電話は自動音声)
母がその日の体調などをプッシュボタンで返答。
その状況を私にメールなどで知らせてくれます。
初期費用:ほぼ無し
利用料:安価
母の体調、状況は自己申告制。
母が見栄っ張り、意地っ張りの場合は
状況を把握しずらいかも。
オペレーター電話型の見守り
毎日決まった時間に母に電話が掛かってくる。
オペレーターさんが話すのでキメ細やかさがポイント。
母が寂しがり屋の場合、話し相手が出来て嬉しいかも。
オペレーターさんの熟練度などに差があるかも?
初期費用:ほぼ無し
利用料:ちょっと高め
スマホ型見守り
スマホの機能やスマホアプリを利用。
決まった時間に安否確認。
緊急時にはどういう対応なのか
要確認です。
母がスマホをちゃんと使える事が条件。
初期費用:スマホがあれば、ほぼ無し
利用料:安価な傾向
複合サービス型の見守り
監視型+オペレーター電話など。
日頃の見守り+緊急通報+生活サポートなど
複数のサービスを組み合わせたシステム。
初期費用:機器の費用
利用料:オプションにより高め
同じようなサービスだと思っても
会社によって内容や値段は様々。
契約する時には、よく比較しなくては。
母が申し込んだ見守りサービス
高齢者見守りシステムと言っても
たくさんある事がわかりました。
実家の母は、どれを選んだのかな?
必要なのは緊急通報システム
見守りシステムを検討していた時の
母の意見を並べて見ると
・お茶はそれほど飲まない
・不定期、頻繁に外出している
・人感センサーは何だか嫌
・スマホ持ってない
・今は元気
・急な体調不良が怖い
こんな感じなので
今のところ、最重要項は
【緊急通報システム】と思ったようです。
自治体で提供していた!
郵便局やガス会社、その他もろもろで
いろんな資料を貰って検討するも
いまいちピンと来なかった時に
他の用事で市役所に行ったら
母にピッタリな見守りサービスが
自治体から提供されているのを発見したそうです。
福祉緊急通報システム
健康に不安のある高齢者などの家庭に
緊急通報機器を設置(貸与)し、
24時間体制で緊急通報を受け付け、
緊急発生時に速やかに消防署や親族などに連絡をします。
©母在住の市役所HP
利用対象者
・ひとり暮らし高齢者
・ねたきり高齢者
・高齢者世帯
・重度障害者
利用者負担額
介護保険料第1~5段階:無料
介護保険料第6~11段階:669円/月
非課税世帯の方も無料だそうです。
実際に使い始めてどう?
母の家に【福祉緊急通報システム】が
設置されて1か月ちょっとが経ちました。
特に緊急事態は起きていませんが
実際に使い始めて、どう感じたのでしょうか?
福祉緊急通報システムの本体は
電話機くらいの大きさです。
【緊急】ボタンが大きくてわかりやすいです。
緊急の場合
緊急ボタンを押すと係の人に繋がるので
この機械に向かって話しかけます。
痛かったり苦しかったりして、
会話が出来ない場合は
緊急事態だと判断されて、
係の人が家に駆けつけてくれるそうです。
必要に応じて救急車を手配してくれたり
登録してある家族に連絡してくれるんです。
救急車で運ばれた場合は
搬送先の病院を伝えてくれるんだとか。
日々の見守り
週に2回ほど、係の方から
この機械を通して、安否確認があるそうです。
かしこまった感じではなく
【体調はどうですか?】みたいな感じで
しばらく雑談をするんだとか。
機械も人も、普段から慣れておかないと
いざという時に躊躇ってしまうと思うので
この週2回の雑談はありがたいですよね。
【相談】ボタンもあるので
遠慮して【緊急】を押せない人には
いいかもしれません。
首から下げる子機も
本体と一緒に
首からぶら下げるタイプの子機もあります。
外出時に使うのかと思ったのですが
本体から離れすぎるとダメなので
家の中限定なんだそうです。
在宅時には常に首に掛けておくのが
理想形なのかしら?
母はリビングと寝室の境目の鴨居から
ぶら下げていました。
立ち上がらないと【緊急】ボタンが押せません。
ベッドに寝ている状態でも
手が届く位置に高さを調整するよう
言っておきました。
緊急事態はいつ起こるか解らないけれど
苦しくて目が覚める、とか
目が覚めたらヤバい状態、とか
ありそうな気がします。
(´・ω・`)
遠くの親戚より近くの他人
緊急事態の時くらい
実子が駆けつけてあげなよ!と
思う方も多いでしょう。
兄弟の中で、母の家に一番近いのは
わたしなのですが
緊急事態で呼び出されても
バスと電車を乗り継いで
駆けつけるには1時間掛かります。
バスの本数が少ない時間だと
もっと掛かります。
そうこうしているうちに
最悪の事態になってしまうかもしれません。
そう思うと
頼れるシステムがあるならば
頼らせて頂きましょう。
と思いました。
昔から言いますよね。
遠くの親戚より近くの他人って。
おわりに
離れて暮らす家族のこと
心配している方は多いと思います。
年末年始に会う機会があれば
緊急事態に関して話し合うのもいいと思います。
いろんなタイプのサービスがあって悩みます。
これから検討する方は
まずは自治体のHPで探してみると
案外いいものがあるかもしれませんよ。
ひとり暮らしの長男の部屋にも
設置したいと思ってしまいました。
高齢者も若者も心配が尽きません。
(´・ω・`)
それではまた(^▽^)/