2025年には
65歳以上の5人に1人が
認知症になると言われているそうです。
アラフィフのわたしは
他人事ではありません。
ニュースで紹介していた原因や予防法。
その他ネットで調べた事を中心に綴ります。
*認知症の方を貶める意図はありません。
もし不快に感じる表現があれば修正しますので
コメント欄にてお知らせください。
参考にした番組
WBS ©テレビ東京
9/17(火)10/3(木)放送分
参考にしたサイト
厚生労働省HP
Wikipedia
認知症とは
認知症とは?
認知機能の低下や物忘れによって
日常生活に支障が起きてしまう状態です。
もの忘れと認知症は違う?
歳を重ねれば【もの忘れ】は
誰にでもあります。
わたしなんか
新しいことは頭に入ってこないし
知人の名前を、思い出せない事も頻繁です。
(´・ω・`)
でもね、
加齢による【もの忘れ】と
認知症は、ちょっと違うそうです。
体験についての記憶
忘れているのが一部か全部か。
例えば
昨日の晩御飯のメニューはなんだった?
と質問された時に
もの忘れ:メニューが思い出せない。
認知症:食べたこと自体を忘れる。
もの忘れの自覚があるかどうか
もの忘れ:自覚がある。
認知症:自覚がない。
*最近、忘れっぽくなったな~と
落ち込んでいるうちは【もの忘れ】のようです。
物を無くしてしまった時
もの忘れ:自分で探して見つける努力をする。
認知症:誰かに盗られた、など他人のせいにする。
日常生活への影響
もの忘れ:日常生活には影響なし。
認知症:日常生活で困ることが出てくる。
症状の進行
もの忘れ:極めてゆっくり。
認知症:症状が進んでしまう。
認知症は、早期発見が重要視されている病気です。
脳神経細胞が完全に死滅してない早期段階で治療を開始できれば、
病気の進行をある程度遅らせることができます。
©厚生労働省HP
病院に相談してみる
もし、上に書いた例を見て
【認知症ではないみたい】と安心したとしても
・症状が進んでいる気がする
・日常生活で困ることが増えた
と思ったら、病院に相談する事をすすめます。
もし、家族や周囲の人から指摘されたら
健康診断のつもりで
受診してみるといいかもしれません。
【もの忘れ外来】に掛かってもいいし
かかりつけ医に相談して、
適切な病院に紹介してもらうのもいいと思います。
認知症になる原因
認知症の主な原因としては
加齢や老廃物の蓄積などで
脳の神経細胞が減少してしまうことです。
脳梗塞などの病気や、外傷が原因となる場合もあります。
脳の神経細胞
わたしたちの脳には
およそ1千億個以上の神経細胞が集まっています。
細胞同士が情報伝達することによって
物事を記憶したり、思い出したりするんですって。
認知症はどんな症状がでる?
記憶障害
新しいことが覚えられず
ついさっき聞いたことも思い出せない。
以前は覚えていたことを忘れてしまう。
見当識障害
時間や場所の感覚がわからなくなる。
迷子になったり
目的もなく遠くに行ってしまうことも。
自分の年齢や家族のこともわからなくなる。
理解・判断力の低下
2つ以上のことが同時に起きたり
些細な変化などで混乱しやすくなる。
急に必要のないものを買ったり
銀行ATMの前でマゴマゴしてしまうことも。
実行機能障害
同じ物を何度も買ってしまったり
料理を並行して進める事が出来なくなったり
計画を立てることが苦手になる。
認知症の診断は?
病院によって違いがあるかもしれませんが
以下のような検査をするそうです。
・問診
・血液検査など、
・CT、MRIなどの脳画像検査
・PETなど脳の働きを調べる検査
・神経心理学的検査
認知症と間違えやすい疾患もあるので
それらと区別するために、いくつも検査します。
長谷川式認知症スケール
神経心理学的検査は
基本的には臨床心理士と1対1で
検査をするようです。
いくつかある検査の中で
日本で有名なのは
【長谷川式認知症スケール】というテストです。
・自分の年齢
・現在の日付
・現在位置
・物の名称
・簡単な引き算などなど
9つの設問から構成されているそうです。
画像診断
脳梗塞や脳腫瘍がないかを確認し
脳の萎縮の状態を把握します。
MRI画像をみると
認知症の人の脳の画像は
同年代の健康な人と比べて
隙間が多くみられるそうです。
脳の神経細胞が過剰に減少し、
脳が萎縮してしまうんですって。
もの忘れや認知症を予防したい
みんな認知症にはなりたくないと思います。
とはいえ、寄る年波には勝てません。
テレビ番組内で紹介していた
もの忘れや認知症の予防になると
言われているものを紹介しますね。
愛知県にある
国立長寿医療研究センターの医師曰く
中高年こそ運動し
食事に気を付ける事が
認知症の予防に繋がる。
コグニサイズ
有酸素運動と知的活動を組み合わせた
コグニサイズという運動を
1年以上継続すると認知症になりにくくなるそうです。
国立長寿医療研究センターで開発されたそうです。
数を数える+足踏み
数をカウントしながら、その場で足踏みします。
3の倍数の時は、声は出さずに手をたたく。
1、2、拍手、4、5、拍手、7、8・・
歩きながら、引き算の暗算
暗算しながら歩きます。
100から7を引き続けますよ。
93、86、79・・・
これ難しい(´・ω・`)
縄はしごステップ
縄のはしごを床に敷いて
1歩ずつ進んでいきます。
(テープやチョークで床に描いても可)
決められた歩数の時に、はしごの外に足を出す。
これは、けんけんぱの要領で出来るかな?
神経細胞のネットワーク強化
国立長寿医療研究センターの医師によると
有酸素運動で脳の血流が増え、
脳を活性化。
知的活動を同時に行うと神経細胞にいい。
神経細胞のネットワークが強化され
記憶力が高まる。
という話でした。
食べ物で認知症を予防
認知症予防の食品は
世界中で研究されているそうです。
週3回カレーを食べよう
認知症予防の食品の研究で
断トツで有効だと言われているのが
【クルクミン】だそうです。
クルクミンが最も多く入っているのが
カレーのスパイス。
クルクミンは、脳の老廃物を排出し、
認知症予防に繋がるそうですよ。
国立長寿医療研究センターの医師は
週3回、カレーを摂取すると効果的。
と言っていました。
うーん週3回はちょっと多いかな~。
柑橘類の摂取
柑橘類を多く食べている人は
認知症のリスクが15%低い
というデータがあるそうです。
柑橘類の皮、果汁に含まれる成分の1つ
【ノビレチン】の認知症予防効果に注目。
マウスを使った実験では
ノビレチンを与えた神経細胞は
細胞同士をつなぐ突起が成長することが明らかに。
脳内の情報伝達が密になることで
認知症の予防を期待できるという話でした。
若い人も気を付けて
頭部MRIの撮影・診断をしている
銀座の【メディカルチェックスタジオ】
の医師の話では
もの忘れなどが増えた若い世代の
受診者が増えているそうです。
若い人の認知症リスクは、頭の血管性のもの。
血流が悪くなって引き起こされる。
ということです。
原因になるのはストレスや、
高血圧、睡眠不足。などなど
生活習慣が原因の場合が多いようです。
治療と生活習慣の改善で
4か月で病変が消えた例もあるそうなので
早期発見、早期治療の他にも
将来の認知症を予防するには
若い時から生活習慣に気を付けた方が良い。
という話でした。
チェック・トレーニングするアプリ
PCなどを使って5分程で
認知機能をチェックできる
【コグエボ】という
アプリも紹介されていました。
記憶力、注意力、計画力、見当識、空間認識力
の5つの機能を測定します。
認知機能チェックの他、
トレーニング機能もあるので
苦手分野を鍛えることも出来ます。
元々は
高次脳機能障害のリハビリに通う人が
社会復帰する時に使用するプログラムで
複数の病院や研究機関と連携して
開発したそうです。
コグエボの開発者曰く
自分の特性を知って、弱い所を鍛える。
セルフマネージメントのツールとして
普及していくと思う。
と話していたので
認知症予防というよりは
企業の人材育成や自己啓発用に
使うのかもしれません。
おわりに
身体も脳も、健康を保つには
運動と生活習慣が肝なんですね。
やっぱり運動かあ
(´・ω・`)
認知機能のチェックアプリをみた時は
以前流行った【脳トレ】ゲームを
思い出しました。
ちょうどいいタイミングで
2019年12月に、任天堂switchでも
『東北大学加齢医学研究所 川島隆太教授監修
脳を鍛える大人のNintendo Switchトレーニング』
が発売されるそうです。
これは買いです(^▽^)
コグニサイズも
もしゲームソフトがあったなら
気軽に出来るのにな~。
近々発売される
フィットネス系のソフトは
若者向けみたいなので
WiiFit のように
淡々と運動できるソフトを
発売してくれると嬉しいです。