胆石シリーズ⑤です。
前回の話↓
今回は、再入院の原因になった
【総胆管結石】のことと
これまで行った検査について書きます。
*ここに書く検査はわたしの体験談です。
症状や病院によって異なる場合があります。
参考にしたサイト
日本消化器学会HP
おなかの健康ドットコム
Wikipedia
**********
わたしは医療従事者ではありません。
間違ったことを書かないよう努めていますが
至らないところもあると思います。
気になる情報は、ご自分でも調べてみてね。
体調不良の場合は病院へGO。
総胆管結石について
あっという間に再入院になったのは
【総胆管結石】の疑いがあったから。
総胆管結石とは?
総胆管って?
総胆管とは、総胆管と胆嚢管との合流部から十二指腸までを結ぶ導管である。
胆道の最も下流にあたる部分で
肝管および胆嚢からの胆汁を十二指腸に流す役割を担う。
©Wikipedia
↑このイラストですと
中央を縦に走る緑色の管が総胆管ですね。
胆石にもいろんな名称が
胆石は、胆嚢や胆管にできる結石です。
その胆石がどこにあるかによって名称が変わるんだとか。
胆嚢の中:胆嚢結石
胆管の中:胆管結石
肝臓の胆管内:肝内胆管結石
胆管のうち、総胆管に結石があれば
【総胆管結石】と呼ぶそうです。
総胆管に石が出来るパターンと
胆嚢から排出された石が総胆管に詰まるパターンがあり
わたしの場合は後者かな?と言われました。
胆石症で受けたいろんな検査
胆石症で緊急入院&その後の再入院、
胆嚢摘出手術を受ける前の確認などで
わたしが受けたいろんな検査を綴ります。
誰かの参考になるといいな。
血液検査
主に肝胆系の数値をCHECK!
みぞおちや背中が痛くて病院へ行ったら
とんでもない数値を叩き出して緊急入院になりました。
基準値より2桁多かったわね。
入院中の経過観察や外来診察などで
その後も何度か採血しました。
手術前の確認用の血液検査は項目が多い!
尿検査
1回目の入院前の外来では
腎臓の機能を確認するために尿検査もしました。
これは異状なしでした♪
腹部超音波検査
超音波検査は痛くないので患者は気楽♪
1回目の入院になる前の検査で、わたしの胆嚢に
石がたくさんあるのが確認されました。
2回目の入院前には
総胆管に何かありそうってことが確認されました。
CT検査
1回目の入院前に
胆管の様子をみるためにCT検査も受けました。
CT検査は短時間で終わるので患者の負担は軽いです♪
造影剤を使うと、診断しやすくなりますが
喘息がある人はアレルギー反応が出やすいそうで
造影剤は使えないそうです。
わたしは幼少期の病状が微妙、ということで
ここでは造影剤は使いませんでした。
この時は胆管には何もなかったみたい。
MRI検査
2回目の入院中にMRI検査を受けました。
この時も造影剤はなし。
MRIは撮影中の音がうるさいし
狭い空間に入って30分位かかります。
終わった時には精神的にヘトヘト。
閉所恐怖症の方は辛いだろうな。
(´・ω・`)
この検査で
総胆管に石が詰まっているのが確認されました。
内視鏡検査(ERCP)
MRI検査の結果をみて
総胆管結石を内視鏡で除去することになりました。
検査、というより処置ですね。
この処置の正式名称は
内視鏡的逆行性胆管膵管造影検査。
略称が【ERCP】よ。
胃カメラみたいに口から内視鏡を挿入。
十二指腸の側面にある胆管にカテーテルを挿入して
造影剤を注入してX線撮影する検査なんですって。
この時わたしが受けた処置は
・カテーテルの先から籠を出して採石
・総胆管の出口をちょっと切り拡げる
この時は造影剤を使用。
特にアレルギーは出なかったみたい。
ERCPはちょっとリスクがあるそうで。
担当医から事前に説明を受け、同意書を書きました。
内視鏡が太くて喉がツライから眠った状態で行います。
ERCPを行う検査室に入った時
わたしは誰が見ても緊張してた模様。
(((; ゚Д゚)))ガクガクブルブル
担当医は緊張をほぐそうと
笑顔で肩をぽんぽん叩いてくれたけど
「心配ないよ、大丈夫」とは言わないのよね。
うつ伏せ気味に寝転がって、顔は横向き。
口にマウスピース、鼻の下に酸素の管を装着。
「うぇぇ。なんか気持ち悪い…」と
弱音を吐いたあたりで記憶が途切れました。
次に気付いたときには、自分の病室のベッド。
心配していたリスクは大丈夫だったみたい。
処置の時間は1時間ほど、と聞きました。
胃カメラ検査
近々、胆嚢摘出手術をするのは決まってるので
術前検査のひとつとして胃カメラ検査も受けました。
2回目の入院中だったので
絶食中&点滴の針もささってる。
検査のあとは病室で寝られるから好都合♪
退院後に外来でやるより、今でしょ!
ということで急遽決定。
鎮静剤を使ったので苦しくなかったです。
(*´∀`)
「鎮静剤はウトウトする程度」と看護師さんから言われましたが
鎮静剤が注入された瞬間から記憶がありません。
どうやら熟睡した模様。
検査後は車椅子に乗せられて病室に戻ったのだけど
その辺りの記憶も断片的です。
妙な言動してないといいな。
胸部レントゲン、腹部レントゲン
入院する前は胸部レントゲンを撮影しました。
手術前検査では、更に腹部も撮影。
肺機能検査
手術前検査のひとつとして肺機能検査を受けました。
全身麻酔で手術する人は必要な検査みたい。
検査技師のお姉さんに励まされながら
息を思い切り吐いたり、細く長く吐いたり。
これ結構疲れますね。
コロナの検査
入院前には毎回コロナ検査があります。
鼻の奥をぐりぐりされるの苦手。
(>_<)
今回の検査についての補足メモ
腹部超音波とCTとMRI
胆嚢や胆管の様子をみるために
腹部超音波、CT、MRIと複数の検査をしました。
それぞれ撮影の得意不得意があるみたい。
ちなみに、わたしの場合
超音波で確認した胆石はこんな感じでした。
イメージとしてはソラマメ。
そしてMRIで確認したら胆石はこんな感じ!
イメージはブドウ。
胆嚢に石がみっちり詰まってました。
よくもここまで溜め込んだものです。
ちょっと胆嚢が収縮したら、次の石が出てきそう。
(>_<)
総胆管結石除去と胆嚢摘出手術
★総胆管結石の除去は内部からアプローチ
わたしの総胆管結石の除去は
口から内視鏡を挿入して、十二指腸まで進み
更にカテーテルを使って患部にアプローチしました。
(ERCP)
上の図の中でいうなら
右下の赤い矢印で差した胆石を除去。
でも、わたしの胆嚢には石がたくさんあるので
今後も総胆管に石が詰まる可能性は大。
その心配は胆嚢摘出するまで続きます。
ちなみに
総胆管から胆嚢に繋がってる管は細い螺旋状で
そこを内視鏡で攻めるのは無理みたい。
★胆嚢摘出手術は外部からアプローチ
石がごろごろ詰まった胆嚢は
後日、摘出手術を行う予定です。
上の図の赤い線で囲った部分を摘出します。
これは、お腹を切るなどして
体の外側からアプローチする外科手術です♪
現在ほとんどの胆嚢摘出手術は
腹腔鏡手術で行われているようです。
おわりに
胆石シリーズ⑤
総胆管結石の説明と
今まで行った胆石症の検査の話でした。
胆嚢摘出手術は、まだもう少し先。
(;´д`)トホホ
わたしも皆さんも
楽しく健やかに過ごせますように♪
それではまた(^▽^)/
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