4/20(土)放送の
【FOOT×BRAIN】を見ました。
@テレビ東京
FOOT×BRAIN はこんな番組
タイトル通り、サッカー番組なのですが
目指すのは、様々な「知」を愉しみながら、
サッカー界の可能性を広げること。
この番組ではあらゆるジャンルのゲストをスタジオに招き、
その哲学をこれまでにない切り口から
“わかりやすく”引き出していきます。
@FOOT×BRAIN
という感じの番組です。
土曜日の深夜に放送しています。
たまに「サッカーと何の関係が?」と
思うようなゲストを呼んで
それでも、楽しくて為になる話を聞かせてくれる
ちょっと風変わりなサッカー番組です。
私も夫もサッカーの事は詳しくないし
「割と好き」って程度ですが
一緒に楽しんでみています。
今回、私が見て「ほほう」と思ったところを
一部、ざっくり書いてみます。
今回のゲストはカメラマン
今回はカメラマン。
アフロスポーツの長田洋平さんがゲストでした。
アフロは
多彩な分野の写真を各メディアに
有償で提供している会社だそうです。
サッカーだけではなく
スポーツの速報の写真には、必ずと言っていいほど
「アフロ」の文字を見るような気がします。
スポーツ写真って、難しいんでしょうね。
被写体は猛スピードで動いてますからね。
動く選手を撮影するコツ
番組の半ばで、動く選手を撮影するコツを披露していました。
普通の人はなかなか
スポーツ選手を撮影する機会はないけど
子どもや動物の写真を撮る時には生かせるかな?
★脇をしめて、持ち手を安定させる。
手ブレを防ぐ。
★連写モードで、躍動感ある瞬間を見逃さない。
★被写体の動きを予測する
★アップばかり撮影しないで、その場の空気感を感じられる写真も撮ろう。
私、お花を撮っても手ブレします。
今度から脇をちゃんと締めます。
ここからは、ざっくりした内容です。
最高の一枚を狙う
選手の動きを予測して、連写で撮影するそうです。
それでも、予測もつかない動きや
予想以上のスピードで繰り出されるプレーには
追い付けないこともあるそうです。
まあ、予測できない動きをするから
相手ディフェンスも対応できない訳で
【撮影しずらい=すごいプレー】
って事なんですね。
長田さんは
「偶然というチャンスをものにできるか
それを、どういう風に切り取るか」
と語っていました。
本人に喜んでもらえる写真を
三浦知良選手が、最高齢で得点を決めた時の写真が紹介されました。
全身から喜びが溢れ出ているような写真でした。
解説の北澤豪さんが
「この写真は本人も嬉しいよね。
自分の歴史の1頁って感じで」と言うと
長田さんは
「本人に喜んで貰える写真を心掛けています」
例えば、フィギュアスケートだったら
必死にジャンプしている時は
顔が歪んでしまっている写真もある。
だけど、サイトにアップする時は
そういった写真はなるべく避けて
本人が見て、喜んで貰える写真を選んでいる。
と言っていました。
素晴らしい心掛けだと思いました。
裏のストーリーを想像しながら撮る
また長田さんは、ただ選手を撮るだけではなく、
裏のストーリーを想像しながら撮っているそうです。
母国と戦うアンリの葛藤
W杯準決勝・フランス×ベルギーの試合前。
誇らしげに国歌を斉唱する人の真ん中で
俯いている男性の写真が紹介されました。
タイトルは
「母国と戦うアンリの葛藤」
俯いている男性は、ベルギーのアシスタントコーチ
ティエリ・アンリ氏。
彼は元フランス代表FWで
4回もW杯に出場したカリスマ選手なんだそうです。
その彼が、今は母国の敵チームのメンバーとして
ここに立っている。
この時の気持ちを、アンリ氏が語った訳ではありませんが
事情を知っている人が見れば、切なくなってしまう写真でした。
周りのカメラマンと違いを出す
「周りのカメラマンと違いを出さなければならない」
「同じ事をしていては同じ写真になってしまう」とのこと。
そして「自分がいるポジションでベストな写真を撮る」
速報性も大事
ハーフタイムにはPCを取り出して
前半に撮影した写真を選別し、サイトにアップ。
W杯やオリンピックなど、注目度の高い試合では
速報性も大事なんだそうです。
試合の前後で変わるトピック
試合前には、話題の選手・有名な選手の写真の
需要が高いだろう。と撮影に挑んでも
試合後には、すっかり需要が変わってる事もあるとか。
大迫半端ないって
W杯コロンビア戦の時、試合の始まる前に
サポーターの用意したゲームフラッグを撮影した長田さん。
いつものようにハーフタイムにサイトにアップしたら、
話題が話題を呼んで流行語大賞にノミネートされるまでに。
あれです。
【大迫、半端ないって】
超望遠レンズはすごい
ゴール裏にいるカメラマンさん達が使ってる
バズーカ砲みたいな望遠レンズ。
あれは、ゴール裏からでも
センターライン付近にいる選手の
細かい表情まで撮影できるんですって。
すごい。
番組を見た感想
長田さん、穏やかで優しそうな風貌でしたが
スポーツカメラマンって、
ものすごい反射神経が必要なんだろうな。
と思いました。
番組を見る前は
写真をうまく撮るヒントになるかな?と
思っていたのですが
なかなか難しそうです。
私はとりあえず、写真を撮る時には
脇をしめようと思います。
(`・ω・´)