木瓜のぽんより備忘録

木瓜のぽんより備忘録

アラフィフ主婦の備忘録。旅行・健康・お金など気になる事をメモ。

アラフィフは 飲み込む力 衰える

先日、珈琲でむせた話を書きました。

いや~苦しかった(>_<)
5分以上咳き込んでいたけど
いつまでもスッキリしませんでした。

喉の辺りも衰えてきたのかしら?
心配なので調べました。

参考にしたサイト
日本耳鼻咽喉科学会HP
omronのHP

【むせる】の嫌だな

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むせるってどんな状態?

【むせる】ってどんな状態なのかな?

通常の嚥下

飲み込む動作を【嚥下】と呼ぶそうです。

口から入った食べ物を
もぐもぐと咀嚼した後
飲み込んだものは
食道へと入っていきます。

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とださんによるイラスト©イラストAC

嚥下反射

食道と気管は隣り合った場所にあり
上から流れてきた飲食物が
間違えずに食道に進むのって
無理ゲーじゃない?と思ってしまいます。
(´・ω・`)

しかーし
人体って、うまく出来ていて
咀嚼した食べ物を飲み込むときに
誤った方向に行かないように
蓋がされるようになってるんですって。

鼻と口の間にある軟口蓋、
食道と気管の間にある喉頭蓋が
飲食物が鼻や気管に流れないように
自動的に動いてくれるそうですよ。

これは無意識に行われるもので
【嚥下反射】と呼ぶそうです。

 人の体ってすごいですね。
(^v^)

むせる、とは 

嚥下反射がうまく働かないと
食道の隣にある気管に入ってしまう場合があります。
この時、気管が刺激されて、咳が出ます。
これが【むせる】ですね。

誤って気管に入ってしまったものを
それ以上奥に行かないように
咳によって排出する。
むせること自体は
大切で正しい反応なのですね。

気管に飲食物が入ることを
医学用語では【誤嚥】と呼ぶんですって。

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嚥下障害って怖いな

飲食物が気管に入ってむせる…
皆さん経験のあることだと思われます。

たまたま、ならば心配ありませんが
頻繁にむせたり、飲み込みにくいと感じたら
【嚥下障害】の心配があるそうです。

嚥下障害の弊害

食べ物などが肺に入ってしまうと
肺炎を起こしてしまうこともあるそうです。
【誤嚥性肺炎】って聞いたことありますね。

高齢者が誤嚥性肺炎を繰り返すのは
生命の危険もあるそうなので
結構怖いですね。

嚥下障害の弊害は以下のようなものがあります。
・窒息してしまうことがある
・食べる楽しみがなくなる
・栄養不良になる
・脱水症状を起こす
・肺炎を起こす

「むせたら嫌だな~」と
飲み込みやすいものばかり選ぶようになり
栄養が偏ったり、水を飲む機会が減って
栄養不良や脱水症状を引き起こすと
考えられているそうです。

アラフィフも要注意

嚥下障害と聞くと
高齢者の話かな?と思ってしまいますが
老化って徐々に進むものですから
中高年も注意した方がいいんですって。

50歳前後から段々
飲み込む力も衰えてくる上に
誤嚥の際に
咳で外に押し出す力も弱くなるそうです。
(´;ω;`)

加齢以外にも原因がある場合も

嚥下障害が起きる原因は
加齢だけではないそうです。

気になる症状がある時には
医師に相談するのが一番ですね。

【器質的原因】
舌炎、口内炎、歯周病、扁桃炎、
咽頭炎、口腔内のがん、食道炎など

【機能的原因】
脳卒中、脳腫瘍、頭部の怪我
パーキンソン病、筋萎縮症など

【心因的原因】
神経性食欲不振、神経症、心身症
ストレス性の胃潰瘍や胃炎など

こんな症状が増えたら注意

以下のような症状が増えたら
嚥下障害を疑ってみましょう。

・食事中によくむせる
・以前はむせなかったのに、時々むせるようになった
・食事中や食後によく咳が出る
・食べ物が喉につかえる感じがする
・食べ物をお茶や味噌汁で飲み込むことが多い
・食後に声が枯れたり、ガラガラ声になる
・むせやすい食べ物を避けてる
・飲み込んだ後も口の中に食べ物が残っている
©omuronさんHPより

わたし30代頃には
食後に咳き込んでいたな~

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嚥下障害を予防・改善したい

加齢が原因でむせているのだとしたら
自分でも出来る対策はあるかな?

嚥下障害の予防・改善のための
トレーニングもあるそうなので
普段の生活に取り入れたいです。

食事の前に行うと効果的なんだとか

呼吸のトレーニング

呼吸機能を高めることで
気管にものが入ってしまった時に
排出しやすくなります。
腹式呼吸で深~い呼吸を心掛けましょう♪

食事の前に腹式呼吸を数回行って
落ち着いて食べるとgood♪

発音のトレーニング

言葉を発する時に使う器官。
唇、舌、喉などは
物を飲み込むときにも活躍してます。

嚥下の時に動く器官を使って
発音のトレーニングをすると
嚥下能力が鍛えられるそうです。

以下の音を繰り返そう♪
パ行(パピプペポ)
ラ行(ラリスレロ)
タ行(タチツテト)
カ行(カキクケコ)
マ行(マミムメモ)

首・口・舌のトレーニング

食事の際に使う辺りを動かしてリラックス♪
無理のない範囲で行います。

【首】
肩の力を抜いて、首を前後左右に
ゆっくり動かします。
首筋を伸ばすことを意識して。

【口】
空気を含んで
ほほを膨らませたり、へこませたり

【舌】

舌を思い切り伸ばしたり、引っ込めたり

誤嚥を防ぐ日常の心掛け

誤嚥を防ぐ、日常のちょっとした心掛け

*治療・療養中の方々は医師の意見を優先してね
(^v^)

★食べるとき

・椅子に深く腰掛け、正しい姿勢で
・テレビなど【ながら食べ】はNG
・急がずゆっくり
・肉などは小さく切ってから
・少しずつ、よく噛む
・飲み込んで口が空になってから次のひとくち

★食事の準備

パサパサしたもの⇒とろみをつける
噛み切りにくいもの⇒小さく切る
汁気の多いもの⇒少量ずつ盛付け 

★口内衛生に気を配る

食後には歯磨きを行い
口の中を衛生的に保ちましょう。

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おわりに

【むせる】って甘く見てはいけませんね。

そして
何でも【歳のせい】で片付けるのも要注意。
頻繁にやっちゃってますけど
(;´д`)

とりあえず
腹式呼吸や発音トレーニングを
頑張ってみようと思います。 

それではまた(^▽^)/

 

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