8/9(金)のモーニングサテライトを見ました。
©テレビ東京
以前も取り上げていた
代替肉についての話でした。
広がる代替肉マーケット
バーガーキングが代替肉バーガー
アメリカの大手ファーストフード店が
植物由来の代替肉を使ったハンバーガーを
7000店舗で販売開始したそうです。
大手食肉産業も追従
アメリカの大手食肉
タイソンフーズやバーデューフーズも
代替肉を使ったナゲットなどを販売。
代替肉のマーケットがどんどん広がっているんだそうです。
以前、代替肉ブームを皮肉る様に
お肉から人参を作った動画を紹介しましたが
あのアービーズも、
そのうち代替肉を扱うようになってしまうのかしら?
今後の代替肉マーケットの予測
英米の金融機関は
今後も代替肉のマーケットは拡大すると
予測を立てています。
バークレイズの予測は
10年以内に 1400億ドル
(約 14兆 8千億円)
JPモルガン・チェースの予測は
15年以内に1000億ドル
(10兆4千億円)
これは随分大きな市場になりそうですね。
代替肉が環境保護に貢献?
アメリカで
牛肉から代替肉への変更が
急速に進んでいるのは
・ベジタリアンへの対応
・健康ブーム
・動物愛護団体への配慮
だけかと思っていましたが
どうやら環境問題にも関係があるようです。
牛肉の代わりに代替肉を使うと
牛肉の代わりに代替肉を使うと
こんなに環境にいいよ~と
ビヨンドミートが調べたそうです。
詳細部分は
Wikipediaなどを参考にしました。
温室効果ガス・90%減
温室効果ガスというと二酸化炭素ばかりが話題になりますが
実は二酸化炭素の25倍も温室効果がある
【メタンガス】という物があります。
そのメタンガス、牛や羊がゲップをする度に
大量に排出されているそうです。
ホルスタイン1頭で、1年間に最大で
180キロのメタンガスを排出している
という専門家もいます。
水不足への影響・99%減
牛肉を1kg生産するのに必要な水は
20.6トンと言われています。
(仮想水という概念です)
牛は毎日80~100ℓほど水を飲むし
生育期間が月齢20か月~30か月位と長いので
たくさんの水を必要とします。
また、20.6トンの中には
餌として与えられる、穀物を育てる水も含まれています。
1kg生産するのに必要な仮想水
牛肉:20.6トン
豚肉:5.9トン
鶏肉:4.5トン
卵 :3.2トン
米 :3.6トン
小麦:2.0トン
大豆:2.5トン
トウモロコシ:1.9トン
電力消費・46%減
牛と電力消費で調べると
食肉にする時の処理の話が出てくるので
それが削減できるという事かしら?
土地の使用面積・93%減
牛よりも穀物の方が面積を使用しそうですが?
牛を広い場所で放牧する計算なのかしら?
ビヨンド・ミートの資料です
上記の数値は、ビヨンド・ミートが調べた物です。
ビヨンド・ミートは代替肉メーカーなので
そちら寄りのデータになっている
可能性が大きいです。
1200万台の車と同等の温室効果ガスを削減
番組内のこのコーナーを取り仕切っていた
パックン(ハーバード大卒のアメリカ人)曰く
仮に、アメリカ人全員が
ハンバーガーを食べる時に
3回に1回、代替肉バーガーを選択すると
1200万台の車が出す温室効果ガスと
同じ量を削減できる計算になるそうです。
アメリカ人のハンバーガー消費量
ちょっと古い資料なのですが
2013年、アメリカのひとり当たり
ハンバーガー消費量は、年間150個。
2~3日に1回は食べているのかな?
ファーストフード店だけでなく
ちょっとしたレストランのメニューにも
ハンバーガーはあるそうですね。
そしてアメリカのハンバーガーは
ボリュームたっぷりですよね~。
ちなみに日本人のひとり当たり
ハンバーガー年間消費量は8個。
(2014年)
環境問題と言われると
アメリカの代替肉ブームを
冷めた目で見ている私でも
環境問題を持ち出されると
ちょっと怯んでしまいます。
食肉メーカーが
【環境に気を配らない会社】と認定されると
経営しにくくなってしまうんだろうなあ。
豚や鶏でもいいと思う
こういう計算の時に持ち出されるのは
いつも牛ですけれど
豚や鶏だったら、環境に与える影響は少なそうです。
羊は、体は小さいけど
環境への影響は大きいそうです。
おわりに
この先も代替肉の市場は広がって行くようです。
身近な所で食べられる機会があったら
わたしも食べるようになるのかしら?
従来のお肉も、今まで通り食べたいし
地球の環境も、守っていきたいです。