7/25(木)のWBSを見ました。
©テレビ東京
黒潮の流れを使って発電する
システムを紹介していました。
発電能力に対する発電量
太陽光や風力による発電は、
天候などに左右されやすく
発電量が不安定なんだそうです。
持っている力を生かし切れていないんですね。
それに対して、今回紹介する
海流発電は、効率よく発電できるようです。
発電能力に対する発電量
太陽光発電 15%
風力発電 20~40%
海流発電 50~70%
NEDO調べ
黒潮の流れを利用して発電
上記の【海流発電】とは
黒潮の流れを利用する発電だそうです。
黒潮
日本の沿岸を流れる海流。
世界的にみても流れが強い。
年間を通じて安定しています。
海上保安庁のHPからお借りした
黒潮流軸図の一部です。
(加工有)
実証機かいりゅう
重工業メーカー【IHI】が
開発している海流発電システム。
長さ 20m 幅 20m
11m のタービンが2つ。
片側の水車で
最大50キロワット発電できるそうです。
左右合わせると、年間で
一般家庭40軒分相当の発電が出来ます。
深さや傾きを自分で調整
黒潮は海面から深さ50mほどの所を流れます。
【かいりゅう】はセンサーを使って
深さや傾きを検知しながら
自分で適切な位置に沈んで発電します。
2017年の実験で
黒潮を利用した発電に成功しました。
魚の邪魔はしません
発電用のタービンは
1分間に最大15回とゆっくり回ります。
魚がぶつかる心配はありません。
実用化に向けて
IHIは今秋から1年以上に渡り
実用化に向けた長期実証実験を予定しています。
2030年頃の実用化を目指して
大型化にもチャレンジしたいそうです。
今後の目標は、発電コストを下げること。
実用化には大事なことですね。
(^v^)
実際に設置するまで、いろいろ
実際に、海洋発電システムを設置するとなると
管理をどこにするか国と話し合ったり
漁業権の問題を調整したり
やるべき事はたくさんあるようです。
調整がスムーズに進んで
早く、実際に運用されるといいな
と思いました。
エネルギー構成
スタジオでは、コメンテーターさんが
ドイツと日本を比較して
エネルギー構成について解説してくれました。
資料の元データは
独Fraunhofer、ISE、資源エネルギー庁。
そこから推計して番組がグラフを作成。
独は2018年、日は2018年推計。
下記の円グラフ風の絵は
番組が作成したグラフを
私が見たイメージ図です。
緑:再生可能エネルギー
黄:原子力
赤:石炭
紫:天然ガス
灰:その他
日本は化石燃料の割合が高い
日本のエネルギー構成は、
19.8% 再生可能エネルギー
6.4% 原子力
30.0% 石炭・石油
38.8% 天然ガス
4.2% その他
日本は、石炭や天然ガスなど
化石燃料への依存度が高いですね。
輸入に頼ってる
石炭、石油、天然ガスなど
たくさん使っていますが
日本は他国からの輸入に頼っています。
輸入の際には、危険が伴う事も
ニュースで聞きますね。
ドイツは再生可能エネルギーの割合が高い
ドイツのエネルギー構成は、
40.3% 再生可能エネルギー
13.3% 原子力
38.0% 石炭・石油
7.4% 天然ガス
再生可能エネルギーの割合がとても高いですね。
これは、
北部にある黒海とバルト海に面した
地域に吹く強い風を利用した風力発電と
国土の48%を占める広大な農地で
行うバイオマス発電が盛んだから。
だそうです。
その国の資源を生かす
再生可能エネルギーをうまく活用するには
その国が持っている資源を
どう、うまく生かすか?がポイント。
だそうです。
日本は海に囲まれた国なので
これを活かすのが良いのでは?
という話になっていました。
エネルギー自給率を高める
コメンテーターさん曰く
これからの日本は
エネルギー自給率を高める事が重要だそうです。
そして、その為に
海をいかに活用していくか。
洋上風力、海洋発電など
研究を続けて行くことが大事だと言ってました。
エネルギー自給率を高める事は
安全保障にも関わる問題、
とも話していました。
番組を見たわたしの感想
国の資源を生かす話
再生可能エネルギーは
それぞれの国の資源を生かす
という話は、とても納得しました。
そういえば
アイスランドでは火山が多いので
地熱発電が盛んですね。
日本は、海の他に
地熱発電も向いてると思います。
あとは水力発電かな。
ソーラーパネルに関しては
それ事態は悪くないけど
山の木を切り倒して設置するのは
CO2削減の観点からすると
本末転倒だと思っています。
パネルを設置する強度も
見直した方が良さそうですね。
エネルギー自給率を上げる話
石油を輸入するためのタンカーが
海賊に襲われたり、攻撃を受けたり。
関わりのある方の心労は
計り知れないと思います。
今後、石油の輸入をゼロにするのは
難しいかもしれませんが
割合を少なくする努力は必要だと思います。
また万が一、有事の際に
輸入が止まってしまう可能性を考えると
エネルギーも食料も
自給率を上げる事は大事だわ、と
しみじみ思います。
今日の味方が、明日も味方とは
限らないのが怖いです。
おわりに
とりあえず
海洋発電の実用化が
うまく進むことを期待します。
自給率の話が出てから
なんだか心配が膨らんできて
気持ちが暴走した気がします。
不愉快に感じた記述があったら
申し訳ありません。