木瓜のぽんより備忘録

木瓜のぽんより備忘録

アラフィフ主婦の備忘録。旅行・健康・お金など気になる事をメモ。

アリクイの 癒しもふもふ 短編集

鳩見すた著【アリクイのいんぼう】を読みました。
ほっこりモフモフ癒しの短編集です。

アリクイのいんぼう

【広告】

レーベル:メディアワークス文庫
出版社 :KADOKAWA
著者  :鳩見すた

ジャケ買いしました

本屋でたまたま見かけて
ジャケ買いしちゃいました(*´∀`*)

表紙の絵がほっこり可愛くて
アリクイが登場するんだな~と思っただけで
内容は全く解らないまま購入。

同じシリーズだと思われる本が
たくさん一緒に並んでいたのですが
さすがに、内容が解らないまま
シリーズ全冊を買うのは怖いので

とりあえず今回は、アリクイの第1弾
【家守とミルクセーキと三文じゃない判】を
買って読みました♪

ほっこりモフモフシリーズ

【鳩見すた】さんの書いた本
【ほっこりモフモフ】シリーズとして
何冊も展開しているようです。

アリクイのいんぼう

【アリクイのいんぼう】は4冊。

1、家守とミルクセーキと三文じゃない判
2、運命の人と秋季限定フルーツパフェと割印
3、魔女と魔法のモカロールと消しハン
4、愛する人とチーズケーキとはんこう

ハリネズミと謎解きたがりなパン屋さん

ハリネズミは2冊。

1、なるほどフォッカッチャ
2、ときめきフォッカッチャ

秘密結社ペンギン同盟

最新作はペンギン♪

1、あるいはホテルコペンの幸福な朝食

**********
タイトルを並べただけでも
可愛い&美味しそうです。

家守とミルクセーキと三文じゃない判

今回は【アリクイのいんぼう】第1弾
【家守とミルクセーキと三文じゃない判】の感想などを書きます♪

ネタバレにならないように注意しますが
これから読む予定の方は用心してください。
(´・ω・`)

あらすじ

「人がハンコを作る時には事情があります」
そう語るのは喫茶店にして印章店という
【有久井印房】の店主。
しかしその姿はどう見ても白いアリクイで、
なおかつ少々ふっくら気味。
~中略~
不思議なお店で静かに始まる縁とハンコの物語
©本の裏表紙

有久井印房

舞台となっているのは【有久井印房】
喫茶店&印章店です。

店主は白いアリクイさん。
ウェイトレスのウサちゃん。
従業員のカピバラさん。
常連客のハトさん。

不思議なお店に訪れたお客さんとの物語を
4つの短編集にしています。
あ、お客さんは人間です。

お客さんたちは、お店に入った時には
「なんでアリクイが?!」と驚くんですけど
割とすぐに
人の言葉で話し、キッチンで調理する
アリクイさんのことを受け入れちゃいます。

f:id:Boke-Boke:20200720153651p:plain

いんぼう、印房、陰謀?

タイトルの【アリクイのいんぼう】
【いんぼう】って平仮名表記なのは
複数の意味を持たせる為ですよね。
(´・ω・`)

【有久井印房】が舞台なので
1つは【印房】だとして

もうひとつが【陰謀】だとしたら
アリクイさんは悪い奴なのかしら?
何か事件が起きるのかしら?
と心配しながら読み進めました。

衝撃的な事件は起きませんが
謎解き要素があるので
ミステリーに分類してもいいかな?

4つの短編の感想

4つの短編は、1話完結ですけれど
有久井印房を基点にして
登場人物にはちょっとずつ繋がりがあります。

★迷える旅人とミルフィーユと実印

30歳の女性会社員がお客様。
営業職って大変なんだな~と思いました。
30歳って迷える年頃なのね。

★星を見る人とピザトーストとアタリ

妻に先立たれた70歳手前の男性が来店。
導火線が短く怒りっぽい旦那さんのことを
いつも笑顔でさらりと流す奥様が
とても素敵だな~と思いました。
奥様からの手紙は、目が潤みます。

とりあえず
ピザトースト食べたくなること必須。

★有閑な冒険者とパンケーキと見留

音大生の女の子が来店。
音楽の道も厳しいですね。
学生も先生も、いろんな想いを抱えています。

有久井印房の従業員カピバラさんの言葉が響きます。
【老人の続ける勇気と、若者の諦める勇気は、ほかのなによりも尊い】

★家守とミルクセーキと三文じゃない判

親の再婚によって家族になった姉弟の話。
小学6年生の弟君がいろいろ我慢しがちで
その理由も合わせると
読んでいてちょっと苦しかったです。

お姉ちゃんは自己犠牲精神が強いので
ちょっと将来が心配になりました。

終盤に良い方向に進んでひと安心。
だけどビックリしました!
「君だったのか!」

★あとがき

あとがきでも「君だったのか!」

f:id:Boke-Boke:20200720154114p:plain

**********

若い登場人物よりも
70歳手前のおじいさんや
音大の先生に共感を覚えたのは
自分が歳をとった、ってことなんでしょうかね
(´・ω・`)

そんでもってピザトーストの話を
自分たち夫婦に置き換えてみた時
うちの夫は、ひとりでも平気な人なので
わたしが先に旅立ったとしても
こんなに思い出に捕らわれないだろうな、と
想像して、ちょっと寂しく感じました。

妄想で勝手に寂しく感じるって
かなり面倒な女なのは自覚しております。
(*´∀`)

美味しそうなメニュー

アリクイさん、珈琲をいれてくれるし
美味しい料理も作ります。
喫茶店ですからね。

ミルフィーユ
ピザトースト
パンケーキ
ミルクセーキ
美味しそうな食べ物が毎回登場します。

美味しい物だけでも癒されるのに
これらを少々ふっくらしたアリクイが
作っているところを見たら
更に癒されちゃいそうです。

ハンコに詳しくなれる?

有久井印房は印章店!

アリクイさんがひとつひとつ
手彫りしてくれるハンコ屋さんです。

ハンコに関する豆知識も
散りばめられているので
ハンコに詳しくなれるかも?

最近、ハンコの省略化が叫ばれていますが
ビジネスの場は仕方ないとしても
ひとつの文化として
ハンコを後世に残していきたいな~と思います。

f:id:Boke-Boke:20200720154525p:plain

おわりに

【有久井印房】がどこかにあったら
訪れてみたいわ~。
(*´∀`)

ほっこりモフモフな店主がいて
美味しい料理があったら絶対癒されます。

読後感がよく、楽しく読めたので
続編も買ってこようと思います。

それではまた(^▽^)/ 

【広告】

 

 にほんブログ村 主婦日記ブログ アラフィフ主婦へ
にほんブログ村