5/1(水)に放送された
【未来世紀ジパング】を見ました。
©テレビ東京
ざっくりした番組の内容
・【日本の町おこしの技】で途上国を支援
・道の駅のカリスマがベトナムで支援。
・JICAがキルギスで町おこしの支援。
JICAのキルギス支援の話が興味深かったので
番組の一部を紹介しながら、感想&調べたことを書きます。
JICAってなに?
独立行政国際協力機構。
Japan International Cooperation Agency。
日本のODA(政府開発援助)を一元的に行う実施機関。
開発途上国への国際協力を行っている。
©JICAのHP
様々な事業・プロジェクト
JICAのHPを見ますと、様々な事業・プロジェクトを手掛けているんですね。
・技術協力
・有償資金協力
・無償資金協力
この他、海外協力隊の派遣や国際緊急援助など、
いろんな形で援助を実施しているそうです。
キルギスって?
キルギス共和国。
中央アジアに位置します。
旧ソ連から独立しました。
首都はビシュケク。
背景に雪山が連なり綺麗な湖がある美しい国です。
【中央アジアのスイス】と呼ばれているそうです。
バカンスに訪れる人も多いんだとか。
しかし農村の平均月収は1~2万円と
中央アジア最貧国に数えられています。
キルギスへの支援
JICAのHPによりますと、キルギスへの支援は
道路を作ったり、橋を架けたりするだけでなく
維持管理能力向上のためのプロジェクトだったり
IT人材の育成などもあるんですね。
町おこしシステムの輸出
そんな、さまざまな支援の中で
今回の番組内で紹介されていたのは
【町おこし】の支援です。
大分県の【一村一品運動】を参考に進められているプロジェクトです。
一村一品運動とは?
一村一品運動は、1980年から大分県の全市町村で始められた地域振興運動。
1979年に当時の大分県知事である平松守彦により提唱され、
各市町村がそれぞれ1つの特産品を育てることにより、地域の活性化を図った。
©Wikipedia
この運動で大分県では、
かぼす、豊後牛、 麦焼酎、関あじ、関さば、など
全国に通じるブランド品を生み出したそうです。
その地域で、
【昔からある何でも無い物】と思われている物が
他から見たら、魅力的な物だったりするんですね。
羊毛フェルトのぬいぐるみ
キルギスの農村の廃校で、女性たちが集まって
羊毛フェルトのぬいぐるみを作っている所を紹介していました。
元々、羊がたくさん飼育されている村で
フェルト製品は昔から作られてきたそうです。
紹介されていた商品は、無印良品で販売しています。
可愛いけど、ここに写真を貼ったらダメな気がするので
無印のHPか、番組HPをご覧ください。
村人の生活も潤いつつあるようでした。
品質管理の必要性
JICAの人曰く、
品質管理の指導などが大変だったそう。
天然の羊毛なので、ゴミの除去だとか
製作に使った針が折れてしまった時の対応だとか
針が混入していないかの検査だとか。
今後、指導する人がいなくなって、
キルギスの人だけで運営するようになった時に
きちんと実行出来るようにしなきゃならない。と
物作りの技術を教えるのも大変だけど
品質管理の必要性を覚えてもらうのは
確かに大変そうですね。
羊と会話していた
番組を見ていて、可愛かったポイントは
村人の家を訪ねた時に、JICAの職員さんが
羊と会話していたところ。(*^v^*)
羊に向かって「めえ」って鳴き真似をしたら
10匹位同時に「メエェェェェ」って羊から返事が。
何回か繰り返してから、家に入ってました。
村の人たちに馴染むだけでなく
羊たちの心まで掌握しているとは(笑)
次の一品も検討中
羊毛フェルトに続く、次の一品も検討中なんだそうです。
村に自生している【シーバクソン】という果実。
栄養素が豊富だけど、そのままじゃ食べづらいので
加工品を作っていました。
村の為になることを、いつも考えているんですね。
感想・すごいお仕事です
日本から遠く離れた
言葉も習慣も概念も違う国へ行って
その地域の人達の為に、知恵を絞り働く。
とても崇高で、大変なお仕事だと思いました。
国際的な評語で
【地球規模で考えて、足元から行動せよ】
というものが、あるそうです。
思いを巡らせる事はあっても
なかなか行動に移せない私には
耳の痛い言葉です。
こんな年になっても
世の中には知らないことが沢山あるので
日々、勉強ですね。