7/23(火)放送のWBSを見ました。
©テレビ東京
イギリスのダイソン大学を紹介していました。
ダイソン大学
番組で取り上げていたのは
イギリスの家電メーカー
ダイソンです。
吸引力がすごい掃除機で有名ですね。
そのダイソンが、2017年イギリス国内に
【ダイソン大学】を設立したそうです。
研究開発拠点に併設
ロンドンから車で3時間の
マルムズベリーという所に
ダイソンの研究開発拠点があって
そこに大学も作ったそうです。
何を学ぶの?
数理工学や電子回路学を学んだり
研究開発現場に入って
様々な意見交換をしたり
かなり実践的な授業に見えました。
学術教育はウォ―リック大学の
関連機関が担当し
研究開発現場では
ダイソンの社員が先生役です。
4年間のプログラムを修了すると
学位が取得できるそうです。
学費ゼロ・給与も支給
気になる授業料は、なんとゼロ。
更に、給与も支給されるんですって。
1年生は年間約250万円支給されるそうです。
実践的な授業に見えたのは
実は仕事だったのかな?
学生寮もあります
1年生のみ入寮可能。
水道光熱費など込みで月約7万円ほど。
備え付けの家電は、当然ダイソン製。
この値段、イギリスではかなり
リーズナブルなんだそうです。
卒業後は?
優秀者は、卒業後に社員になる可能性有。
どちらかというと
研究開発に関わった優秀な学生を
他の会社に就職させるのは
ダイソンにとって危険な気がします。
出願方法
ダイソンの公式HPから出願。
(英語のみ)
2018年の入試倍率は23倍だったそうです。
・数学、および科学かテクノロジー
を含む3教科以上でAレベル。
なおかつAAB以上の成績が必要。
・イギリス国籍保有者
若しくはEU加盟国の国籍保有者。
*最新情報を確認してね。
どうして大学を作ったの?
ダイソンの創業者、
ジェームズ・ダイソン氏曰く
【アイデアがたくさんあっても技術者・科学者が足りない】
【今後の技術競争に勝ち抜くためには
10年前よりも2~3倍の技術者が必要】
この大学は、
次世代エンジニアの育成構想に基づく
取り組みの一環なんだとか。
ジェームス氏はこの大学に
開校から5年間で1500万ポンド(約27億円)を投資する事で、
エンジニア不足の問題解決を目指しています。
日本でも給与が貰える大学校
日本でも、学びながらお給料を貰えて、
大卒資格(学士)が取得できる学校がありますね。
よく知られているのは、防衛大学でしょうか?
学費0、給与有、学位取得
身分は学生ではなくて国家公務員。
学費はゼロ円。給与支給。
プログラムを修了すれば学位が取得できます。
防衛省 防衛大学校
防衛省 防衛医科大学校
海上保安庁 海上保安大学校
気象庁 気象大学校
学費0、給与有、学位はなし
国土交通省 航空保安大学校
こちらの学校は2年制だそうです。
プライベートが無さそう
気象大学校は通学も可能ですが
それ以外は全寮制なので
プライベートの確保が難しそうです。
卒業後の進路
卒業後は、関係省庁での勤務が通常です。
大学に入学するというよりは
国家公務員として就職する、と
考えた方がいいですね。
防衛医科大学の場合は、
卒業後の勤務9年に満たない時期に
自衛隊を離職した場合には
卒業までの経費は返還する事になっています。
職業選択の自由はありますが
【学費0だから】と
安易な理由で選択するような学校ではありません。
企業内学校
トヨタやマツダなど
企業内学校を設立している企業は
いくつもあるのですが
学位が取得できる所は
見付けられませんでした。
*ご存じの方いらしたらコメントで教えてください。
おわりに
大学の奨学金に関して
給付型の奨学金を充実させる
という話があったような気がしましたが
対策は進んでいるのかしら?
でも、私の意見としては
全部を国家が抱え込む必要はないと思います。
企業にも協力してもらって
ダイソン大学のように
必要な人材は自社で育てる!
っていうのもいんじゃないかな?
と思いました。