規格外のために市場に出せない
お花を集めて
【チャンスフラワー】と名付けて
お手頃価格で販売するお店があるそうです。
参考にした番組
猫のひたいほどワイド©テレビ神奈川
10/16,10/30放送分
チャンスフラワー
チャンスフラワーとは
市場に出回らない規格外の花を
【hanane】が契約農家から買い取って
お手頃価格で販売している花です。
規格外でも綺麗な花
規格外の花と言っても
茎の長さや花の大きさが違うだけで
規格内の花と比べても
さほど差もなく綺麗に咲いています。
お手頃価格ならば
リビングにお花を飾ったり
誰かに花束を送ったり
いつもよりも気軽に出来そうですね。
会員制花屋hanane
チャンスフラワーを扱っている
【hanane】は
横浜市出身のフラワーアーティスト
石動 力さんが代表を務める
会員制のお花屋さんです。
虎ノ門に店舗があるようです。
他にもあるのかしら?
チャンスを掴もう
chance:偶然の好機、可能性
チャンスフラワーという名は
まだ見出されていない可能性や幸運を持った花を
手に取って、チャンスを掴もう
という想いがこめられているようです。
お花の生産農家さんに取材
10/30の猫のひたいほどワイドでは
カーネーションの生産農家さんの元に
取材に訪れていました。
戦後まもなくから続いている
神奈川県厚木市の花農家さんです。
面積にして300坪分のハウスで
カーネーションなどを育てています。
花の規格は厳しい
市場に出す花の規格は
花の種類によっても異なりますが
スプレーカーネーションの場合は
1つの茎につく花の数も制限されるそうです。
他にも
茎の長さや花の大きさなど
様々な規格があって
そこから外れた物は市場には出荷できません。
*スプレーカーネーションは
1つの茎に複数の花が咲く種類の
カーネーションです。
信用を守るため
愛情を持って
お花を丁寧に育てていても
茎が細かったり柔らかかったりして
花の重みで垂れてしまう物が出来る時もあるそうです。
(実った稲穂みたいな状態)
そういった物がお客さんに届くのは
日本のカーネーションの信用に関わる。
と生産農家さんはおっしゃってました。
この方はプライドを持って生産しているので
市場の規格とは関係なく
こういう花は出荷しないでしょう。
でも、いろんな方がいらっしゃるでしょうから
市場が規格を設けるのは
花農家全体の信用を守る為にも
必要なことではあると思います。
(ちょっと厳しいけど)
廃棄⇒畑の肥料に
どうしても出荷できない花は
勿体ないけれど廃棄処分になるそうです。
それでも、畑の肥料になってくれるので
まるっきりの無駄にはならないんですって。
でも今まで育てた花を廃棄処分にするのは
辛い作業でしょうね。
規格外だけど綺麗な花は?
さて、
市場の規格には合っていないけれど
花としての状態はいい物。
これを廃棄してしまうのは勿体ないですね。
今までは野菜市場に出荷
今までは、こういった
規格外の花だけど状態のいいものは
野菜市場に出荷していたそうです。
色合わせを考え、長さを揃えて
束にしてから出荷します。
時間も労力も結構掛かるそうです。
現在はチャンスフラワーとして出荷
これまで野菜市場に出荷していた
【規格外だけど状態のいい花】を
今ではチャンスフラワーとして
出荷しています。
そうしたら
束にする必要がなくなった上に
買取価格も今までより高くなったそうです。
作業が楽になって収入も増えて
いい事ばっかり。と
花の生産農家さんは喜んでいました。
win-winなシステム
生産農家さんは
時間も収入も増えて嬉しい。
消費者はお手頃価格になった
お花を購入して、気軽に愛でる。
消費者も生産者も嬉しい
win-winなシステムですね。
エコです
環境問題でよく聞く【3R】
リデュース・リユース・リサイクル。
リデュース:廃棄物の発生抑制
リユース:再利用
リサイクル:再生利用、再資源化
チャンスフラワーは【リデュース】ですね。
まずはリデュース
最近のニュースでは
【リデュース】に関する物を
よく聞くようになった気がします。
例えば
食品ロスの削減に取り組む話や
有名ブランドの売れ残り服の再販売など。
再利用や再資源化も大切ですけど
まずは【ゴミを増やさない】ことが大事です。
食べられる物、使える物を
流通の都合で【ゴミ】扱いすることは
なくなって欲しいですね。
おわりに
たまに花を飾ってみると
リビングが明るくなりますよね。
季節の草花を愛でて
穏やかに暮らしていきたいです。
それではまた(^▽^)/<