音声翻訳機の【ポケトーク】って
ご存じでしょうか?
手のひらサイズなのに
いろんな言語をささっと翻訳してくれる
すごい奴なんです。
12月に新機種が発売されると
先日のニュースで紹介していました。
参考にした番組
WBS©テレビ東京 11/7放送分
ポケトーク
ポケトークは
ソースネクストから発売されている
自動音声翻訳機です。
音声翻訳機市場では
国内シェア9割を超えています。
使い方
例えば
日本語⇔英語とすると
ポケトークに向かって
日本語で話しかける
ポケトークが翻訳して
画面に英語の文字表記と
音声で英語を流す。
その逆に
英語から日本語へも
すばやく翻訳してくれます。
対応言語がたくさん
ポケトークの凄いところは
対応言語の多さです。
英語、フランス語、ドイツ語などの
メジャー言語だけでなく
現在74言語に対応しているそうです。
役立ちそうな場所
海外旅行に持って行く他に
このポケトークが役立ちそうな場所はどこかな?
観光地やお店…その他に思い浮かんだのは
警察署、病院、役所などでしょうか?
不特定多数の方が訪れる場所は
マイナー言語に対して
あらかじめ準備が出来ないので
とても大変だと思います。
神社で活躍
番組内で紹介していたのは
東京中央区の波除神社。
築地にある為か、外国人観光客も多く訪れるそうです。
外国人からの質問などに答える時に
ポケトークが活躍しているそうです。
酉の市の準備
取材に訪れていたこの日は、
波除神社は商売繁盛を祈願する
酉の市の準備の真っ最中で
そこら中に熊手が飾ってありました。
外国人観光客が
「何の祭りの準備をしているの?」
とフランス語で尋ねたら
若い巫女さんが
「商売繁盛のための祭りの準備です」
と日本語で答えます。
会話が成立するのは
そこにポケトークがあるからです。
英語ならば何とか…
英語ならば、準備すれば話せるけど
それ以外の言語だと出てこない。
と巫女さんは話していました。
2,3か国語だったら
貼り紙や想定問答集で
なんとか対応できそうですが
いつ、どんな人が来るか分からない場所では
なかなか難しいですね。
神社ならではの難しさ
ただポケトークも万能ではなく
神社ならではの難しさもあるようです。
波除神社の祢宜さんの話では
**********
【熊手】の説明の際
【運をかき込む】というつもりで
ポケトークに【良い物をかき込む物】と言うと
Thing of writing a good thing
良い物を書き込むというものです。
と翻訳されてしまいます。
【かき込む】が【かき集める】ではなくて
【書き込む】になってしまうんですね。
これを【商売を引き込む、という意味があります】
と言い換えると
It means to draw in business
と翻訳されて、
正しい意味が伝わるようになります。
神社では日常で使わない言葉が多いため
わかりやすい言葉に言い換えて
日本文化を正しく伝えられるように工夫しています。
こちらの神社では
ポケトークがあることで
外国の方も質問しやすくなったようです。
専門用語や曖昧な言葉
ビジネスシーンは専門用語が多い
神社に限らず、ビジネスシーンでは
各業界ごとの専門用語も多いと思います。
そういった言葉への対応は
この先、AIが培っていくのかもしれませんね。
翻訳しやすい日本語を話す
スタジオのコメンテーターさんは
日本語は曖昧になりがちだけれども
翻訳機が翻訳しやすい日本語を話すと
コミュニケーション力upにいい。
と話していました。
同音異語も大変だと思う
日本語は同音異語が多いので
AIも大変かもしれませんね。
【庭には二羽鶏がいます】
とポケトークに話しかけてみたい♪
新機能も追加
12月に発売される新機種には
新機能があるそうです。
【カメラ翻訳】機能
新機能のひとつめは
カメラで撮影された文字を
素早く翻訳してくれる機能です。
外国語が書かれた看板を撮影すると
翻訳された文字が表示されます。
旅先の標識や案内をきちんと理解して
トラブルを避けたいですね。
(´・ω・`)
さらに撮影された言葉の
発音を聞くことも出来ます。
カメラ翻訳機能は
55の言語に対応だそうです。
【会話レッスン】機能
もうひとつの新機能は
会話レッスン機能です。
海外旅行で遭遇する機会の多い会話を
AIを相手に練習できるそうです。
・空港、機内
・レストラン
・ショッピング などなど
旅行中の様々なシーンを想定した
会話が用意されています。
海外旅行の前に
入国審査や食事の注文の練習をしておくと
ちょっと安心できる気がします。
会話レッスン機能は
今のところ英語だけのようです。
人見知りでもAIと語学学習
わたしのような
引き籠りで人見知りの人間でも
AI相手ならば外国語の会話レッスンが
出来そうな気がします。
可能性が広がりますね。
(^v^)
英会話のマーケットはとても大きいので
AI英会話が出来ることは
他との差別化が図れて
大きなポイントになります。
来年の五輪はチャンス
来年2020年の東京のオリンピックには
世界各国から人々が訪れますので
ポケトークはきっと大活躍です。
どの言語を使ってるの?
様々な国の方がいらっしゃると
どの言語を使っているの?
と分からない場合もあるでしょう。
そんな時も、国旗を指し示すだけで
使っている言語がわかる機能もあるそうです。
世界に広がる夢
ソースネクストの松田憲幸社長は
将来的に、いつになるかわからないけど
地球上の人口が70億人いることを考えれば
1億台売れてもいいのではないか?と
ポケトークを国内だけでなく
世界に広げていきたい考えを
ニコニコしながら語っていました。
翻訳こんにゃく みたい
ポケトークの紹介を見ていて思い出したのは
ドラえもんの秘密道具のひとつ
【翻訳こんにゃく】です。
翻訳こんにゃくとは
外観や食感はまさにコンニャクそのもの。
これを食べると、あらゆる言語を自国語として理解できるようになる。
自分が話す言語は、相手が使用する言語に自動的に翻訳されるため、
言葉の通じなかった相手と自由に会話できる。
いわば食べる翻訳機。
~中略~
会話だけでなく、あらゆる言語で書かれた文章を読むこともできる。
©Wikipedia
わたしが子どもの頃に見ていた
夢のような秘密道具は
今、現実に手に取れるようになってきてるんですね。
おわりに
どこで聞いた言葉だったか
忘れてしまったのですが
日本人は完璧な英語をマスターするよりも
完璧な翻訳機を作る方が早いだろう。
と外国人の誰かが、むかし言っていました。
外国語の習得が苦手なのを揶揄
+テクノロジー技術の称賛
だったと記憶しています。
素晴らしい製品を開発してくれる
技術者さんたちのおかげで
わたしは今日も便利に楽しく暮らせます。
全ての技術者さんに感謝します。
\(^▽^)人(^▽^)/
それではまた~♪
PS・おまけ
ドラえもんの秘密道具の中で
わたしが一番欲しいのは
【どこでもドア】です。
どこでもドアがあれば
通勤も旅行もあっという間。
地方の過疎化問題なんて
ぱぱっと解決しちゃいますよ。
完成はいつかな~(*´艸`*)
と楽しみにしているのですが
うちの長男に言わせると
【もし完成したとしても
セキュリティの問題があるから
実用化は無理だと思うよ】
とバッサリ却下されました。
確かに、しずかちゃんも困ってたし
入国審査もなく外国に行けちゃうのは
問題が多々ありますね。
(´・ω・`)