レモンのケーキ
小振りのパウンドケーキです。
レモンピールが入っています♪
上に掛かっているアイシングも
レモンのいい香りがしました。
広島産にこだわったの?
パッケージには
【広島県産小麦・キヌヒメ使用】と書いてあります。
製造している【タカキベーカリー】は
広島が本社の製パン会社です。
広島は、国産レモンの生産が盛んらしいので
てっきり
【広島産にこだわったケーキなのね】
と思ったのですが
レモンについて、特に表記はありませんでした。
まあ、美味しかったから、
私はどっちでもいいんですよ。
(^v^)
レモンについて
初夏はレモンのイメージ
最近、レモンのお菓子を良く見かけます。
流行っているのかな?
それとも季節的なものかな?
5月って、1年の中でも
ダントツで爽やかなイメージがあるので
レモンはピッタリな感じがします。
そんな訳で
レモンの事を調べようと思います。
参考にしたサイト
農林水産省HP
果物ナビ
Wikipedia
国産レモンの流通は冬
調べてみると国産レモンの流通が多いのは、
冬なんですって。
1年中流通している
日本国内で流通している半分以上はアメリカ産。
4分の1はチリ産のレモンなんだそうです。
なので、お店に行けば
レモンは1年中、売っています。
国産レモンも頑張っています
国産レモンは
広島、愛媛、和歌山、熊本などでの 栽培が盛んです。
日本にレモンが来るまで
レモンの原産地はインドのヒマラヤ山麓。
9世紀にシチリアに渡り、11世紀にはヨーロッパに持ち込まれましたが
その頃は気候的に栽培が難しく、たいへん高価な果物だったそうです。
15世紀にはイタリアやスペインで栽培が盛んに。
長期航海での、船員の壊血病の予防になる事がわかって
レモンの消費量が伸び、農園も増えたそうです。
日本でレモンの栽培が始まったのは明治6年。
思ってたよりは最近ですね。
栽培は暖かい地域で
レモンは寒さに弱いそうです。
気温が-3度を下回る所は栽培が難しいそうです。
栽培にむいているのは
冬は温かく夏は乾燥している地域。
世界の大産地はイタリア、スペイン、南カリフォルニアなど
地中海性気候のところです。
日本では西日本の温かい所
特に瀬戸内地方で栽培が多いそうです。
温州ミカンなどの柑橘類の産地は
レモンの栽培にも向いているようです。
寒さに弱いのに冬に流通するの?
ここで、疑問。
さっき、国産レモンの流通は冬に多いと書きました。
寒いのが苦手なのに、どういう事なの?と思いました。
どうやら本格的に寒くなる前の
11月や12月に収穫して出荷するそうです。
暖かい地方では、もっと長い期間収穫できるようです。
1年中収穫できる、なんて記述もありました。
日本でのレモン栽培の推移
明治6年に、レモンの栽培を最初に始めたのは静岡県のようです。
その後、瀬戸内海を中心に広く栽培されるようになります。
輸入自由化で生産激減
しかし1964年、レモンの輸入自由化に伴い
日本のレモン栽培は大打撃を受け、生産が激減したそうです。
1982年には国内のレモン生産量が500トンを割り
日本で消費されるのレモンは輸入品が大多数になりました。
食の安全を求めて回復
その後、輸入レモンに使われている農薬の問題などで
国産レモンの需要が増えてきて、生産量が回復。
2016年には約8400トンを収穫しています。
*グラフはちょっと古いです。
おわりに
輸入の自由化で、海外から安価な品が大量に入ってくると
国産の農産物は大打撃を受けてしまい
廃業してしまう方も多いですけれど
何十年か経ってみると
日本国内では【やっぱり国産がいい】と
再度、評価されるようになったり
他の国で、日本産の物が求められるようになったりして
需要はどんどん増えている物もあります。
もし一度、途絶えてしまったら
再度復活させるのは大変、どころか
不可能な物もあります。
しかし、逆風の中、生産を続けて行くことを
農家の方々だけに任せるのは酷です。
灯を消さないように守っていくのは
国の勤めではないか?と考えています。
補助金ジャブジャブっていうのは困りますが
みんなが安心して食べられる美味しい物を
どうか守り続けて頂きたいです。