私、辛い食べ物が苦手です。
口内だけでなく唇もヒリヒリするし
お腹も壊します(泣)
辛い物が大好きな人と
なにか差があるのでしょうか?
気になったから調べてみます。
参考にしたサイト
ハウス食品株式会社
Wikipedia
辛味は味覚ではなく痛覚
辛味は味覚ではなく痛覚
これはよく聞きますね。
味覚って何?
味覚とは
舌の表面の【味蕾】で感じる。
甘味、塩味、酸味、苦味、旨味の5つ。
舌の全領域でどの味も感じられます。
感度の差はあるみたいです。
ひと昔前に
甘味は舌先で、苦みは舌の奥で感じる、
と聞いたような気がしますが
あれは、どうやら誤解のようです。
味蕾で感じた味は、脳に信号として送られて
食べられるのか?安全なのか?と判断します。
味蕾を壊さないように
刺激のあるものばかり食べていると
味蕾が壊れてしまう。との記述がありました。
みなさまご注意を。
痛覚って何?
では痛覚とはなんでしょう?
全身に痛覚と温覚と冷覚があります。
痛覚は強い刺激を受けた時に感じるもの。
温覚と冷覚は、触れたものと自分の皮膚の温度差で
痛い、冷たい、温かい、熱いなどを感じるものです。
大怪我・火傷・凍傷を防ぐために
大事な感覚ですね。
辛味は温痛覚で感じるものなんだそうです。
逆にミントは冷覚で感じるんだとか。
辛味の種類
中華圏では、辣・麻・辛に分類されているんだとか。
辣:唐辛子など熱を伴う辛味
麻:山椒などの痺れる辛味
辛:柚子、シナモンなど。辛いかな?
英語圏では、ホットとスパイシーという表現に分かれます。
ハウス食品さんは
ホット系とシャープ系に分けていました。
ハウス食品さんの分類を
以下に表記します♪
ホット系の辛味
・口の中が熱くなる。
・辛いと感じるのは遅い。
・辛い感覚が持続する。
・熱に強い。
レッドペパー(唐辛子)
ホット系の1番手は唐辛子ですね。
カプサイシンという成分が代表的です。
ペパー(胡椒)
2番手はペパーです。
ピぺリンという辛味成分だそうです。
大航海時代には、たいへん貴重で
金と同じ価格で取引されたという話もあります。
山椒
続いて山椒。辛み成分はサンショオール。
鰻の蒲焼き、七味唐辛子に使うのは
熟した実を乾燥・粉末化させた物です。
若芽、花、果実、果実の皮、
それぞれ活用できるんですね。
ジンジャー(生姜)
そして生姜。辛み成分はショウガオール、
ジンゲロール、ジンゲロン。
辛味というよりは
薬味のイメージがあります。
肉や魚のにおい消しにも活躍しますね。
山椒と生姜は、中華圏では【麻】
痺れる系に分類されますね。
シャープ系の辛味
・鼻の粘膜がツンと刺激される。
・辛味を感じるのが比較的早い。
・揮発性が高く、辛味は持続しない。
・熱に弱い
・摺り下りしたり、水で練ると辛味が増す。
ワサビ
辛み成分はアリル・イソチオシアネート
鼻に抜けるツンとした辛味。といえば
ワサビですね。
私はお寿司はサビ抜きなのです。
マスタード
辛子ですね。辛み成分はP-ヒドロキシベンジル・イソチオシアネート
和辛子も洋辛子も同じなのかな?
ガーリック
にんにくです。辛み成分はジアリルジスリフィド
辛みというよりは、においがキツいです。
★私の苦手なネギの辛み成分は
硫化アリルとアリシンというそうです。
鼻にツンとくるシャープ系かな?
辛さを抑える
シャープ系の辛味は、持続はしないので
お水を飲めば解消される。と書いてあります。
ホット系の辛味は、水で流した後も辛さが持続してしまうので
油分でコーティングするといいそうです。
牛乳、ヨーグルト、アイスクリーム、マヨネーズなどがお勧め。
辛さの数値化
カプサイシンの含有量を基準に
【スコヴィル値】で表すそうです。
カレーはカプサイシンの含有量だけでなく
粘度や油脂含有量も辛さに影響します。
ハウス食品さんでは、上記の点をふまえて
食べた時に感じる辛さを番号で表して
箱の裏面に表示しているそうです。
ご覧になった事はありますか?
我が家のカレーは、バーモントの甘口ですよ。
なぜ辛い物が食べられるの?
辛い物が苦手な私と
辛い物を食べられる人は
何か違いがあるのでしょうか?
辛い物が好きな人を貶める意図はありません。
もし不快に感じる表現がありましたら
訂正しますので、コメントに記入してください。
辛い物が好き=刺激が好き
激辛料理をヒーヒー言いながら食べてても
【それがいいのだ!】という人。
辛さ=痛覚 と書きましたが
きっと痛みにも強いんですね。
生まれつき辛さを感じにくい?
TRPV1(トリップ・ブイワン)という受容体が
カプサイシンに反応する事で辛さ(痛み)を感じます。
TRPV1の数は、個人差があり
遺伝子によって決まります。
TRPV1の数が少ない人は、辛さをあまり感じないので
すごく辛い物が食べられるのかもしれませんね。
感度が鈍くなっていく
TRPV1は使っているうちに、どんどん感度が鈍くなっていくそうです。
辛い物が好きな人は、辛み成分を摂取する機会が多いでしょう。
だんだんTRPV1の感度が鈍ってくると
より強い辛味を求めるようになるようです。
★痛みに対して感覚が鈍くなるのは
ちょっと怖い気がします。
調べた感想
大人になれば食べられるように?
わたしは子どもの頃から辛い物がダメでしたが
(子どもでは普通?)
大人になったら食べられるようになると思っていました。
TRPV1の感度の話を見たら
成長の段階で、少しずつ辛い物を摂取していれば、
今頃は食べられるようになったのかな?
と思いました。
と言っても、シャープ系の辛味には
関係ないかもしれませんね。
生姜や胡椒は平気なのです
私は辛い物がダメと言っても
胡椒、生姜、山椒は結構平気です。
ワサビやカラシは辛味+鼻にくる刺激が苦手です。
唐辛子系は、辛味+お腹を壊す確率が高いです。
(ラー油1滴とかでもダメです)
これも体質の違いなのかしら?
おわりに
この歳になって
激辛料理にチャレンジしようとは思いませんが
ただ、お寿司でサビ抜きを頼んだり
どっさりネギが乗った料理を嫌がるのは
大人としてどうなの?と
他の方に思われるんじゃないかと心配で。
せめて、食べられるようになるヒントがないかな~
と思って調べてみました。
解決策は特になかったようです。
残念(>_<)