5/25(土)放送の
【FOOT×BRAIN】を見ました。
@テレビ東京
この日のゲストは
元プロテニスプレーヤーの杉山愛さんと
その母親で元コーチの芙紗子さん。
テーマは
【才能を伸ばす子どもの育て方】
杉山愛さんと母・芙紗子さん
元テニスプレーヤー杉山愛さんと
母・芙紗子さんの紹介。
元テニスプレーヤー杉山愛さん
5歳・テニスを始める
15歳・世界ジュニアランキング1位に
17歳・プロ転向
杉山愛さんの戦績
【女子ダブルス】
2000年 全米オープン優勝
2003年 全仏オープン優勝
2003年 全英オープン優勝
2009年 全豪オープン準優勝
【女子シングルス】
2000年 全豪オープン・ベスト8
2004年 全英オープン・ベスト8
【自己最高成績】(WTAランキング)
女子ダブルス 世界ランキング1位
女子シングルス 世界ランキング8位
グランドスラム女子シングルス62回連続出場
*グランドスラムとは、
全豪、全仏、全英、全米の4大大会を指します。
*全英オープンはウィンブルドン選手権とも言います。
*ランキングはポイント制
25歳:母がコーチに就任
引退を考える程に悩む
愛さんは、25歳の時に、
女子ダブルスで 世界ランキング1位になりました。
絶頂期に思えますが
シングルスでは低迷が続いており
一時は引退を考える程に悩んでいたそうです。
母が支えた9年間
この時に、話し合いを重ねた結果
母・芙紗子さんがコーチに就任します。
その後
28歳の時には、女子シングルスで
世界ランキング8位になりました。
グランドスラムに62回連続出場も
すばらしい成果です。
愛さんが34歳で現役引退するまでの9年間
芙紗子さんはコーチとして娘を支えました。
母・芙紗子さん
50代まで
9年間もの間、
娘のコーチとして世界を飛び回る。
愛さんの現役引退でコーチ終了。
60代
60歳の時に大学院に通い始める。
日本のトップアスリートの幼児期の親の教育方針
芙紗子さんの卒業論文は
【日本のトップアスリートの幼児期の親の教育方針】
ご自身の経験だけでなく
石川遼、宮里藍、錦織圭など
名立たるアスリートの父母に
お話を聞いて、まとめた物だそうです。
そこで、芙紗子さんは、
一流アスリートを育てた家に
共通点を見つけた、とのことです。
一流アスリートを育てる共通点
杉山愛さんの母・芙紗子さんが
一流アスリートを育てた家に
見つけた共通点。
5歳までにいろいろなスポーツを経験
いろいろ楽しむ
愛さんは幼少の頃から
いろいろなスポーツを経験したそうです。
レジャーとしてスキーに行ったり、
バレエ、水泳、体操、など
テニスは5歳から始めたそうです。
石川遼さんは、水泳、サッカー
宮里藍さんはバスケ、野球、ピアノ
錦織圭さんは水泳、サッカー、野球、ピアノ
というように、トップアスリートたちは
幼少の頃からいろいろなスポーツなどをしています。
どうして5歳までに?
脳の神経系は、5歳までに成人の80%まで発達するそうです。
12歳では、成人とほぼ同じ位になるんだとか。
また、近年の研究で
脳は後頭部から前に向かって順に発達する
と言われているそうです。
【0歳~】
視覚や聴覚の分野が発達
この時期に、絵本や音楽にふれると
感性や感覚が磨かれます。
言葉もたくさん覚える時期だから
赤ちゃんが話さない時期でも
たくさん話しかけましょう。って言われてますね。
【3~5歳】
運動や感覚の分野が発達
楽器や運動の習い事を始めるならば
この時期がいいそうです。
上達が早く、質も向上するんだとか。
スポーツは家族団らんのツール
芙紗子さんが、
アスリートの親と話していると
【絶対にプロにする!】と育てた人は少なかったそうです。
【好きな事を思い切りさせてあげたい】
という人が多かったんだそうですよ。
親が熱血指導をするよりは
スポーツを家族団らんのひとつとして
親子で楽しんでいる家庭ほど成功している
ということでした。
芙紗子さんの活動
芙紗子さんは大学院を卒業した後も
意欲的に活動しているそうです。
芙紗子さんの話の中で
【親のミッション】という単語が
何度か出てきました。
彼女の子育て論なのでしょう。
好きなことを見つける手伝い
親のミッション1
【好きな事】を、
子ども自身が見つけられるように
手助けするのは、親のミッション。
渋谷区スポーツ共育プラザ&ラボ
芙紗子さんの活動のひとつとして
紹介されていた
渋谷区スポーツ共育プラザ&ラボ。
3歳くらいの子どもたちが
とんだり跳ねたりする様子が紹介されました。
スポーツを行う事で
【身体的な体力】にプラスして
何かを判断する【知的体力】も養われるそうです。
子どもたちは
楽しそうに遊んでいるだけに見えましたが
子どもにとって、スポーツは遊びの延長。
この施設で、いろんな事を楽しんで
【好きなことを見つけ】てほしいそうです。
*一流アスリートを作るのが目的ではありません。
悩み多き親の手助け
親のミッション2
子どもを信じて丸ごと応援する
のは親のミッション
親対象のアカデミー
スポーツをする少年少女の親向けの
アカデミーを開催しています。
オリンピアンを育てた親を講師に迎えて
ジュニアアスリートの能力を
最大限伸ばすことを目的にしているそうです。
コーチやマネージャーになる学校はあるけれど
親になる学校はない
子どもへの関わり方を悩んでいる親は多い。
悩み多き親を手助けしたいと思い
芙紗子さんが立ち上げたそうです。
子どもが壁にぶつかった時
子どもが挫折を感じた時に、どう励ましたらいいんでしょう?
という質問がありました。
目標ではなく目的を持とう
芙紗子さんの答えは
目標ではなく、大きな目的を持って。
というものでした。
スポーツをする目的を親子で共有すると
楽だし、楽しくなる。そうです。
どんな事があっても、私たちはこのスポーツをして
こうなりたい!という目的があるといいよ。と
答えていました。
例えば?
目標は
Jリーガーになりたい。とか
オリンピックに出たい。とか。
目的は
サッカーを通して、世界の人と仲良くなる。
と例えていました。
話し合いも大事
ちょっと抽象的なアドバイスに思えましたが
子どもによって、家庭によって
いろいろ違いますし
改めて家族で、目的を話し合うのが
大事なのかもしれませんね。
感想
スポーツに限らず、子育て全般で参考になる話だと思いました。
でも、 芙紗子さんが
あまりにも立派な母親なので
私は自分の息子たちに対して
【立派な母じゃなくてごめんよ】
と申し訳なく思いました。
(´・ω・`)
スポーツ家族って、みなさん
あんなに崇高なのかしら?
芙紗子さんは、子育て本も出版されているので
気になる方は、読んでみてはいかがでしょうか?