Nスペ【隠れ脂肪肝が危ない】を見ました。
(2019年3月24日放送)
気になったところの抜粋と
その補足の為に調べたもののメモです。
番組の主な内容(超ざっくり)
・血液検査で問題なしでも脂肪肝の場合がある。
・脂肪肝から肝硬変になると
健康な肝臓には戻れない。
脂肪肝のうちに対策することが大事。
・脂肪肝になると、他の臓器にも影響。
各臓器のガン、心筋梗塞、脳卒中、
アルツハイマーなどのリスクが高くなる。
・脂肪肝チェックリストの紹介。
・お手軽な対策の紹介
筋トレ+有酸素運動
大豆製品と珈琲
・肝硬変に近付いているかどうかの計算式
【日本肝臓学会】医療者向け
肝臓について参考にさせて貰ったのは、こちら
血液検査・肝臓に関する項目
肝臓といえば、この3つでしょうか?
ALT(GPT) 30u/L以下
AST(GOT) 30u/L以下
γ-GTP 50/L以下
以下の項目も肝臓に関係するそうです。
ALP、総ビリルビン、総たんぱく、
アルブミン、血小板、LD、
コリンエステラーゼ、
B型肝炎ウィルス抗体関連、
C型肝炎ウィルス抗体など
肝臓って何をする臓器?
代謝
糖・たんぱく質・脂肪を中性脂肪に変えて貯蔵し、
必要な時にエネルギーの素として供給。
解毒
アルコールや薬、老廃物などの有害な物質を分解。
体に影響が出ないように無毒化。
胆汁の生成・分泌
「胆汁」を生成・分泌。
脂肪の消化吸収を助ける消化液。
脂肪肝ってどんな状態?
中性脂肪
作成量ー使用量=あまったら貯蔵
中性脂肪が蓄積し、
全肝細胞の30%以上が脂肪化した状態が
「脂肪肝」です。
【フォアグラ】はこれですよね。
脂肪肝になると肝臓の細胞は
傷つきやすい状態になるそうです。
脂肪肝は
「脂肪肝→脂肪性肝炎→肝硬変→肝がん」
へと進行することがあります。
肝硬変はどんな状態?
原因として圧倒的に多いのは
B型やC型などのウイルス肝炎。
慢性肝炎や脂肪肝の状態が長く続くと
肝細胞は破壊と再生を繰り返すことになり、
肝臓は硬く、表面は凸凹になっていく。
硬くなった組織は本来の機能を十分に果たせない。
このような状態が「肝硬変」
肝臓は修復機能が優れた臓器
番組内で医師が
「肝臓は本来、修復機能が優れた臓器」
と言いました。
しかし、更にこう言いました。
「肝硬変になってしまうと、
もう健康な状態の肝臓に戻ることない」
なので、脂肪肝のうちに対策
をする事が重要なんだそうです。
肝臓は沈黙の臓器
脂肪肝の症状はほぼありません。
超音波検査で指摘されることが多いと思われます。
番組では最新の超音波機器を使ってました。
血液検査では
【肝臓がダメージを受けている度合い】
を測ってるんだそうです。
脂肪肝では、数値に現れない場合が多いそうです。
脂肪肝かどうかのチェックリスト
血液検査で判らないんだったら
どうしたらいいのよ?と
番組ではチェックリストを紹介していました。
チェックリストはここ↓
大体、2択か3択です。
最後のお酒に関する質問では
点数がえげつなかったです。
質問項目はこんな感じ。
・夜食を食べる?
・移動は車?
・甘い飲み物を飲む?
・20歳の時より10キロ以上太った?
・たんぱく質が多い食品をよく食べる?
・平均睡眠時間は6時間以上?
・多量のお酒を飲む頻度は?
【多量のお酒】の目安
日本酒 3合
ビール 1500ml
ワイン ボトル1本
焼酎 300ml
脂肪肝になる原因
・食べ過ぎ
・運動不足
この2つで中性脂肪が肝臓に蓄積します。
更に
アルコール性脂肪肝
多量のアルコールを摂取すると
その解毒に手一杯で
肝臓は中性脂肪の処理どころではなくなります。
非アルコール性脂肪肝
肥満や糖尿病の人はインスリンの働きが鈍くなり
肝臓に脂肪が溜まりやすくなります。
まれに、薬、妊娠、循環障害が原因で
脂肪肝になる場合もあります。
脂肪肝・お手軽な対策
番組が紹介していた
お手軽な対策方法は2つ
・筋トレ+有酸素運動
・大豆製品、コーヒーの摂取
筋トレ+有酸素運動
スクワット10回
+ウォーキング15分
筋トレをすると、筋肉から全身に
「脂肪をエネルギーに変えて~」
って命令が出るんだそうです。
それを受けて、肝臓は
貯め込んでいる中性脂肪を
エネルギーに変えるスイッチを入れる。
一旦スイッチが入れば
この反応は持続するから
有酸素運動が15分でも効果が出やすいんだとか。
大豆製品・コーヒー
大豆に含まれるたんぱく質が
肝臓に蓄えた脂肪を燃焼させやすくするそうです。
専門家は1日75gの大豆製品の摂取を推奨。
カフェインは脂肪の分解を促すそうです。
1日3杯以上飲む人は脂肪肝のリスクが低いのだとか。
でも飲みすぎには注意してください。
番組内で取り上げていた人たちは
6人全員、1か月で数値が改善していました。
私自身、脂肪肝かどうかわかりませんが
この対策に取り組んでみようと思いました。
薬物性肝障害
【非アルコール性脂肪肝】でも書きましたが
薬の影響で肝臓に障害が出る時があります。
わたし以前、開腹手術を受けた後に
肝臓の異常を示す数値が跳ね上がって
入院期間が延びてしまった経験があります。
市販薬やサプリメントでも
影響が出る場合があるから
要注意ですよ。
自覚症状はなかった
何が怖いって
血液検査の結果を見た医師が
すっとんで来るような数値だったのに
私には自覚症状がなかったことです。
すっとんできた医師が私を見て
「あれ?ピンピンしてる?」
なんて言いました。
もしかしたらダルかったかもしれませんが
開腹手術の後なので
「こんなもんかな~」と
思ってた可能性もあります。
その後、数値はすぐ回復しましたが
薬を飲むのが怖くなりました。
更年期は辛いよ
番組に寄せられた質問に医師が答えていましたが
女性ホルモンが減少すると
内臓脂肪が溜まりやすくなるんだそうです。
コレステロールも高くなるし
骨粗しょう症にもなりやすくなるし
更年期は辛いわ。