アメリカで【脱牛乳】の動きが広がっている
という話を聞きました。
近年、大豆などから作った
【代替肉】が広がりを見せていますが
肉だけじゃなく、ミルクも
植物性のものを選ぶ人が増えてきたようです。
参考にした情報
モーニングサテライト©テレビ東京
1/17(金)放送分
【パックンの眼】のコーナー
ブログ・彩食健美
脱・牛乳の動き
牛乳を飲む人が減ってきたため
アメリカ最大手の牛乳メーカーが
昨年11月に破産法の適用を申請したそうです。
それだけ【牛乳離れ】がすすんでいるんですかね?
なぜ牛乳離れが起きている?
牛乳を避けている人たちは
肥満を気にしているようです。
児童肥満を改善したい
アメリカでは児童肥満の割合が
1970年代から右肩上がりで
現在は約20%の児童が肥満なんだそうです。
児童肥満を改善しようと
摂取カロリーを控えるために
学校給食のメニューや
一般家庭の消費傾向も変わってきて
牛乳の消費量が減ったのでは?
と話していました。
糖質制限の影響?
糖質制限ブームの影響で
シリアルの消費量が減って
それに伴って牛乳の消費量も減った。
という推測もあるそうです。
シリアルに牛乳をかけて食べる人が多かったけど
シリアルを控えるようになったら
牛乳も買わなくなっちゃった。と
牛乳離れと言っても
牛乳離れと言っても
アメリカはまだまだ牛乳大国です。
2018年の牛乳消費量は
日本:398万トン
アメリカ:2222万トン
アメリカの人口が3億ちょいらしいので
ひとり当たり消費量も、まだまだ多いですね。
アメリカのスーパーで売っている牛乳は
日本と違って、1ガロン(約4ℓ)だし
家庭の冷蔵庫を開けると
1ガロン牛乳が2、3本入ってるのが普通なんだそうです。
牛乳の替わりに何を飲んでいるの?
かつては【健康飲料】として
アメリカで大人気だった牛乳。
では牛乳を避けている人は
替わりに何を飲んでいるのでしょうか?
今、植物を原料にした
【代替ミルク】の消費量が伸びているそうです。
日本では豆乳が有名ですね。
アメリカでは、他にも
様々な原料が使われてた
代替ミルクが販売されているそうです。
豆乳
豆乳は、日本でもメジャーな
代替ミルクですね。
牛乳と同様にたんぱく質が摂取できますが
カルシウムは多くありません。
カリウムや鉄が多いです。
アーモンドミルク
アーモンドミルクは
日本のスーパーでも見かけますね。
ビタミンEが豊富なので
アンチエイジングの味方になりそうです。
でも他の栄養素はあまりないみたい。
ここ5年で市場が1.7倍に成長。
今後も伸びていくと予測されているそうです。
ココナッツミルク
ココナッツミルクは、カロリーが高いです。
栄養バランスはいいけれど
飲み過ぎ注意!
ライスミルク
お米から作るミルクもあるんですね。
減量がお米なので、糖質が多いです。
日本では商品を見たことないです。
オーツミルク
シリアルにも使われている
オーツ麦を原料にしたミルク。
ライスミルク程ではないけれど
糖質が多いです。
食物繊維が豊富。
健康的なので人気があり
2017年より5倍の売り上げ。
泡立てるとふんわりフォーミーになるので
カフェラテなどに向いているそうです。
アメリカのスタバでは
オーツミルクを使ったハニーラテを
今月発売したそうです。
【植物性】へ、意識の変化
【動物性より植物性がいい】とか
【植物性の方が健康にいい】とか
【植物性の方が環境にいい】とか
こういった意識の変化もあって、
アメリカで植物性のミルクが流行っている。
という状況だそうです。
牛乳でアレルギー症状が出てしまう人にとっては
選択肢が広がるのは嬉しいことですね。
栄養素が違っても大丈夫?
わたし【代替】というものは
見た目や味だけでなく
【栄養素が同じ】という認識でいました。
牛乳はたんぱく質とカルシウムが豊富です。
代替ミルクの栄養素を並べてみた時に
たんぱく質とカルシウムの両方を
満たしている物はありませんでした。
牛乳のように、たんぱく質が摂取できるのは
豆乳だけです。
代替ミルクを選んでいる人は
白い飲料なら何でもいいのかしら?
と疑問に感じました。
アメリカで販売されている
ライスミルクやオーツミルクには
栄養不足を補うために
カルシウムを添加しているようです。
健康や環境にいいってホント?
動物性の食品よりも植物性の方が
健康にいい、環境にいい、と言われています。
説明を聞くと確かに一理ある。
とは思うのですが
まるっと信じて
動物性食品を排除してしまうのは
まだまだ早計かな?と思っています。
もちろん
植物性の食品や飲料が好きで
美味しく摂取している人を否定はしませんよ。
だから、通常のお肉を食べる人のことを
否定したり、攻撃したりしないでほしいですね。
広がる代替肉市場
代替肉のことは以前も書きました。
環境問題の話が多い内容です↓
日本でも広がる代替肉
日本国内でも代替肉を使った
ハンバーグなどを販売しているようです。
伊藤ハム、不二製油グループ
大塚食品、ロッテリアなど。
今度売り場で探してみますかね。
豚の代替肉
また、アメリカの代替肉メーカー
【ビヨンドミート】がアジア向けに作った
豚肉風の代替肉の試食会をニュースで見ました。
レポーターさんの感想ですと
麻婆豆腐や餃子などの挽肉系は
違和感がないそうです。
【とんかつ】と提示されていた料理は
ひと口食べた後に
「これは…メンチカツですね」と言ってました。
美味しいとんかつを
代替肉で作るのは
まだまだ難しそうです。
精進料理もいいんじゃない?
今年はオリンピックが開催されるし
訪日外国人の数も増えるでしょうね。
動物性の食品は食べたくない!
って言う人もたくさん来るんでしょうね。
そういった方々には
精進料理を楽しんでもらうのも
いいのでは?と思っています。
精進料理のこと
調べて記事にしたいな~と思いつつ
纏めきれずに、もう半年くらい放置してます。
おわりに
ミルクにしても、お肉にしても
動物性の食品を否定する動きが
最近強いような気がしています。
脱プラスチックみたいな感じで
脱・牛(だつうし)?
この状態が続くと、世界中から
牛を育てる農家が減ってしまいます。
以前も書いたような気がしますが
一度失ってしまうと、再び取り戻すのは
大変困難になります。
今、現在の価値観、正しいと思われていることが
100年200年先も同じだとは限りません。
厳しい状況の分野を
無くさないように保護するのは
国家の務めだと思っています。
声が大きい一部の人の意見を
世論だと思わないように
くれぐれも注意して頂きたいです。
昨日1/21から、世界経済フォーラムも始まりました。
世界中から集まるトップの人たちが
お金儲けだけに走らずに
地球のこと、世界中の人々のことを
大切に考えてくれることを願います。
そして、会議というものは
誰かを責めるものではなくて
問題点をみんなで一緒に考える場で
あってほしいな~と思います。
それではまた(^▽^)/