木瓜のぽんより備忘録

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アラフィフ主婦の備忘録。旅行・健康・お金など気になる事をメモ。

【読書】やおよろず神異録 鎌倉奇聞

読書の秋ですね♪
入院中にたくさん本を読んだので
何回かにわけて感想を書きます♪

本日は
【やおよろず神異録 鎌倉奇聞】

作者:真園めぐみ
出版:創元推理文庫

ネタばれがあるので
これから読む方はご注意を!

やおよろず神異録 鎌倉奇聞

あらすじ

精霊の恵み豊かな遠谷に生まれ、各地を行商する真人は、祭りのために帰郷した。
だが祭りを目前に、村を正体不明の武士の集団が襲う。
彼らは村人を殺し神域を穢したばかりか、神社から御神刀を奪い、
真人の友 颯も連れ去った。
友を救うべく、真人は神域で出会った流れ神と共に、武士たちが向かった鎌倉を目指す。
二代将軍頼家の時代の鎌倉を舞台にした、華麗なファンタジイ絵巻。
©やおよろず神異録 鎌倉奇聞 上巻の裏表紙より

主な登場人物

真人(まひと)

遠谷(おちだに)の薬売り。
行商で各地を回っている。

神様や精霊とよい関係を築いている。
理不尽なことや嫌なことでも
自分の役割を全うしようと努める人。

颯(はやて)

真人の親友。
真人と同じ遠谷の薬売りだけど
鎌倉に拠点をおいている。

遠谷の村のことは嫌いみたい。

高臥老

遠谷の室守。
門外不出の薬のために神室でひとりきりで
清香人参の栽培を行っている。
神室から出られるのは亡くなった時、
または60歳を過ぎて後継者に立場を譲った時のみ。
神室を訪れる人も限られている。

杪葉(うれは)

旅の途中で真人が助けた少女

北条時房

二代将軍・源頼家の母政子の弟

高坂景秀

御家人、悪役。

小糸

佐間乃神社の巫女。悪役。

**********

上巻の表紙は真人くん。
穏やかで優しい雰囲気に惹かれます。

読んでみた感想

大河ドラマとのリンク

今、NHK大河ドラマが鎌倉殿ですから
鎌倉が舞台の本作はタイムリー♪

お話の中に北条時房が登場した時には
「トキューサ?」と頭に響きました(笑)

神様が身近だったころの話

舞台は鎌倉時代。現代よりももっと
神様の存在が身近だった時代なんだろうな。

特に、真人と颯が生まれた遠谷は
精霊の恵みが豊かな場所で
村人も精霊の姿をみることができます。

真人は火神に気に入られていたり
水神を助けて感謝されたり、風神とも交流があったりする
【神たらし】っぽい人だなって思いました。

流れ神は迷惑な存在?

作中に何度も出てくる【流れ神】
流れ神は、定住する場所を求めて放浪する神だと書かれています。

作中の最初の方に出てきた説明では
流れ神のことをこんな風に表現しています。

・かつては流れ神があらわれれば
その土地の人々に祀られ崇められてきた。

・祀っても必ず豊作になる訳ではないので
徐々にご利益を信じる者が少なくなってきた。

・その土地の人たちが受け入れなければ
流れ神はその場所をやがて去っていく。

・ところが気に入った場所を離れたくなくて
結界を張って閉じこもってしまう流れ神もいる。

・結界を張られちゃうと、中に入れないので
結果的にそこの住人は家も畑も失うことに。

・流れ神は厄災!と考える人が増える。

人の理では図れないこと

人間の立場からすれば
ある日突然、家や畑を奪われるなんて
とんでもないことですよね。

そんな中
「家や畑を奪われて困ってる人を助ける」という名目で
流れ神の張った結界を破り、流れ神を斬る刀が登場します。

いやいやいや
神様を斬っちゃうなんて…(>_<)

後々出てきますが
流れ神は「気に入った場所を離れたくない」なんて
我儘で結界を張っていた訳ではなく
土地に溜まった穢れを浄化してくれていたのです。

神様は自分の役割を淡々とこなしていたのに
人に退治されるなんて夢にも思わなかっただろうな。

お互いを大事に思う2人

遠谷はかなり排他的な村。
真人の父、颯の母は余所者だったため
真人も颯も疎外感を覚えながら育っています。
そのためか幼馴染の2人の絆は強いです。

真人を守りたい颯

室守の後継者に決まった真人。
くじ引きだというけれど、不正があったのは明確。
でもそれに抗わず、受け入れてしまってる真人を見て
親友の颯はイライラ。
自分が何とかしてやらねば!と考えます。

颯を守りたい真人

室守の件を真人が受け入れたのは
村長が「お前がやらないなら颯にやらせる」と脅してきたから。

自分<相手

故郷の村を憎んで闇落ちしてしまう颯。
そんな颯を助けたい真人。
お互いに、相手を守りたい!って気持ちが強くて
自分のことは二の次なのが危うく、悲しいです。
2人の絆の深さを感じました。

読後感が爽やか

武士たちが遠谷の神域を襲う場面や
他にも残酷な場面があるのですが

真人がまっすぐな人間であることと
助けてくれる神様たちが優しいこと
そしてラストシーンが納得の大団円なので
読後感はとても爽やかです。

颯の心が救われてよかった。

おまけ

本の感想からはちょっと離れます。
不快にさせちゃったらごめんなさい。

神域を穢すこと

物語の初めの方で
武士たちが神域を穢し結界を破る場面がありまして
なんて残虐な(>_<)と心を痛めておりました。

そして現実世界に戻ったら
いろんなニュースを見かけまして。
日本の神域や結界が心配になってしまいました。

高千穂峡

news.yahoo.co.jp

高千穂峡の上流域に
大規模な産業廃棄物処分場をつくる計画があるのだとか。

まだ計画の段階ってことなので
なんとか阻止してほしいものです。

【古墳の周りにソーラーパネル

xtech.nikkei.com

古墳の周りにびっしりと
ソーラーパネルが設置された場所があるそうです。

計画立案した人も、許可した人も
古墳をないがしろにしすぎなのでは?

畿内逆五芒星の結界】

畿内逆五芒星】と呼ばれるパワースポット。
中心にある平城京を護る結界とも言われているのだとか。

平城京の最寄り駅は近鉄大和西大事駅。

本の中で、結界を破る場面を読んだ時には
2022年7月に起きた事件を思い出してしまいました。

畿内逆五芒星©奈良観光.jpよりお借りした画像

弱ってる時こそ気を引き締めて過ごそう

心の闇につけこまれて
闇落ちしていく颯の様子は心が痛みました。

それにしても、カルト集団ってのは
辛く悲しい感情を持ってる人を巧妙に嵌めますよね。
そこは現代でも変わってないと思います。
体がガタついている今こそ
気を引き締めて過ごしたいです。

おわりに

真園めぐみ著
【やおよろず神異録 鎌倉奇聞】を読んだ感想でした。

万物に宿る神々や精霊が登場する和風ファンタジイ♪
夏目友人帳が好きな人とか向いていると思います♪

毎日を大切にしながら
生きていこうと思いました。

それではまた(^▽^)/

 

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